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H&K社が武器輸出規制を破ってメキシコ治安部隊に『G36』×4,700挺を不正販売。幹部らが出廷へ

海外軍事

Photo from Heckler & Koch
ドイツ銃器メーカー「ヘッケラーアンドコッホ(H&K: Heckler & Koch)社」が武器輸出規制を破って、メキシコ治安部隊に向けて『G36』アサルトライフル×4,700挺を不正に出荷していたことが分かった。ミュンヘンの日刊紙「南ドイツ新聞」が23日付で報じている。

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    出荷先となっていたのは、中部のハリスコ州、南部のチアパス州、同じく南部のゲレーロ州、北西部のチワワ州。麻薬カルテルとの戦闘を背景に、名前の挙がった各地域は、深刻な人権問題を抱えていると考えられ、武器輸出の際は規制対象となっている。2006年~2009年に掛けて輸出された武器の総額はおよそ400万ユーロ(=約5.3億円)となる。

    「メキシコ当局が交換部品を求めてくるまでビジネスは円滑に進んでいた」とのこと。しかしながら送り先が規制対象の1つである「チアパス州」となっていることに気付いたドイツ外務省が「違法な輸出だ」として警告。「チアパス州としたのはミスによるものだ」と状況を取り繕おうとしたものの、検察側はそれを「信用に値しない」と判断し、現在までに200ページに及ぶ報告書が作成されているという。

    この一連の流れの中には、経済省、外務省の関与も疑われている。検察側によると、経済省においては「調査の手が及んでいることをHK社に対して違法に漏洩した」と言及しているようだ。

    検察は「軍用武器の違法販売」の容疑で、元幹部である業務執行取締役×2名と、営業部長×2名、営業担当者でメキシコ部門の代表者を5月中旬までに証言の為、シュトゥットガルト地方裁判所への出廷を求めている。一方、この件についてHK社は「適切な時期になればコメントする」としている。

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