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新型水素燃料電池を搭載した「Chevy Colorado ZH2」を米軍がテストを開始

海外軍事
アメリカ軍は2017年1月より水素燃料電池を搭載した戦闘車両「Chevy Colorado ZH2」の公式テストを開始した。
水素燃料電池車とは、燃料電池で水素と酸素の化学反応によって発電を行い、その電気エネルギーによってモーターを回して走る。

Screen shot from Trucks.com YouTube Channel
ZH2はGM(ゼネラルモータース)とTARDEC(U.S. Army Tank Automotive Research, Development, and Engineering Center)によって400万ドル(約4億3,300万円)を費やして開発された車両。既存モデルに比べて水素燃料電池の効率が大幅に向上し、稼働時の静粛性やステルス性は内燃機関とは比較にならないくらい高い。
コンパクトなボディはフル装備の4人の兵士を運搬できるが、デザインは市販車の延長線上にあるもの。あくまでも試験車両であって、これがMRAPやストライカーの代替となるものではないという。

パワーユニットは約1,000ポンドのトルクを発揮し、航続距離は200マイル。

Screen shot from Trucks.com YouTube Channel
ZH2にはEPTO(Exportable Power Take Off)ユニットも搭載されており、前線基地のようなインフラの不完全な場所に電力を供給できるだけでなく、OP(Observation Post)における長時間観測も可能となる。

アメリカ軍は20年以上に渡って燃料電池を研究しており、ZH2のテストは2017年いっぱい継続される。とはいえ、現時点においての評価は極めて高いという。

Photo from General Motors
TARDECのディレクターであるPaul Rogers博士は「このプロジェクトを通じて我々が行っているのはテクノロジーの可能性を追求すること。この驚異的なシステムがミリタリーユースにおける有用性を審査するわけです」というコメントを出している。

Screen shot from Trucks.com YouTube Channel
実際にこのZH2が採用されて実戦で使われるかどうかは不明だ。
しかし遠くない将来、米軍において水素燃料電池搭載車両が大量に使用される可能性は否定できない。

Text: 乾宗一郎 - FM201704

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