イスラエルの観光客を対象とした「カウンターテロ ブートキャンプ」

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アメリカのビジネスニュースサイト:Business Insider が、イスラエルの観光客を対象とした「カウンターテロ ブートキャンプ」の映像レポートを公開した。

ブートキャンプは、イスラエルの観光名所が点在するエルサレム南部近郊(ヨルダン川西岸地区グーシュ・エツヨン)にあるキャリバー 3(Caliber 3)の訓練施設で行われており、公開された映像には青果市場でのテロを想定したデモンストレーションや、K9 演習、実弾射撃、修了書授与式などの様子が映し出される。

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    キャリバー 3 は、2003 年にイスラエル防衛軍(IDF)特殊部隊のシャロン・ガット(Sharon Gat)大佐が設立したカウンターテロ & セキュリティ訓練アカデミーである。世界中の軍隊、法執行機関、政府機関、民間警備サービス機関を対象にセキュリティ対策、情報操作、戦術などの高度な訓練を提供しており、イスラエルの首相府、国防省、国防軍、警察、国土安全保障省、商工省、外務省に認定されている。インストラクターは、IDF、イスラエル保安局( ISA / Shin Bet)、IDF 特殊部隊、民間治安機関などで 10 年以上の実務経験者だけが務めている。

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    2009 年からは、イスラエルへ訪れる観光客を対象とした訓練プログラム「ツーリストプログラム(Tourist Programs)」を開設し、シューティング・アドベンチャー、ペイントボール、サバイバル・トレーニング、護身術 / クラヴマガ、クレー射撃、コンバット・ラペリング、といった六つのコースを設定した。キャリバー 3 代表のシャロン・ガット氏は「プログラムを通して、戦闘地域に暮らすというイスラエルの現状と、IDF の活動内容や存在価値を示している。」と語っている。

    映像レポートのコースは、シューティング・アドベンチャーの一部と思われる。シューティング・アドベンチャーは、訓練施設の見学、セキュリティの専門家との交流、対テロ訓練、アサルトライフルとスナイパーライフルの射撃、など IDF に準じた武器の取り扱いとテロ対策が学べる約 2 時間のコースとなっている。

    ツーリストプログラムへの参加者の大半がアメリカ人とのことだが、中国、日本、インド、南米からの観光客もいるようだ。

    参考動画:キャリバー 3 が何故イスラエルで最もホットな観光スポットなのか

    キャリバー 3 の観光客を対象とした訓練について、イスラエルの非政府組織:ピース・ナウのヨタム・ヤココバ氏は「イスラエルとパレスチナの紛争を利用したシニカルで下品な金儲けだ。」と批判している。また、訓練施設近くのアル=カデル町の町長は「占領されたパレスチナの土地に施設を建て、観光客が訓練を行うことは彼ら(キャリバー 3)を支援することになる。彼らに活動中止を求める。」とロイター通信のインタビューに答えている。

    Text: 弓削島一樹 - FM201707

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