ナイツ社 5.56mm口径の超軽量機関銃を発表

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ナイツ社 5.56mm口径の超軽量機関銃を発表
自動小銃をもった他の兵士と同じ速度で移動しつつ、いざという時には高い火力で弾幕を展開する……「軽機関銃」というカテゴリは「軽快かつ高火力」という矛盾した性能を求められているが、軍用火器研究開発の大手、ナイツ・アーマメント(KAC)社はこれに対し回答を提示した。
KAC社が開発したX-LMG(eXtra-Light Machine Gun)、あるいはLAMG(Lightwaight Assault Machine Gun)は大本をたどればベトナム戦争中、特殊部隊によって用いられたモジュラーウェポンシステム、ストーナー63がその原型となっており、その名の通りわずか3.9kgという非常に軽量な機関銃である。

ストーナー63は、軽機関銃用途に特化したストーナー86、その改良型であるストーナー96に進化した。ストーナー96は90年代中頃に設計されたが買い手がつかず20年近く「プロトタイプ」の扱いであったが、2016年にはショットショーに出品され、宣伝が再開されている。

参考:ナイツアーマメントLMGが完成 - ミリブロNews

X-LMGはこのストーナー96の最終型と呼べるものだ。ベルトリンクでも給弾でき、銃身はすばやい交換が可能。KAC独自のQD式フラッシュハイダーでサイレンサーを簡単に着脱できる。

ハンドガードはフリーフロート式でM-Lokスロットを装備。12時・6時のピカティニーレイルと合わせて高い拡張性を確保している。バレルは標準では15インチであるが、さらに短いものやサイレンサー内蔵のものが用意されユーザーが自分で交換できる。ストックはAR-15用のものをすべて流用可能、ストックレスでも射撃できる。グリップも同様である。
ナイツ社 5.56mm口径の超軽量機関銃を発表

近年は大口径化・長射程化が注目され、5.56mmの軽機関銃というカテゴリ自体の存在感が希薄になりつつあるが、それでも「現場」での信頼はいまだ篤いものがあるという。敵前に姿を晒さなければならない歩兵達にとって、濃密な弾幕は何よりも心の支えになるものである。

Source: KAC introduces enhanced Stoner 63 LMG | Jane's 360

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201709
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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