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彼女はシベリアの刑務所で生まれ、そしてアメリカの海兵隊員になった

海外軍事
2017年1月13日に海兵隊初等訓練課程を修了した女性兵士、マリア・ドゥーマ(Maria Daume)の出自は異色だ。彼女はロシア・シベリアの刑務所で生まれたのだ。

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    彼女と双子の兄ニコライは、彼らの母がシベリアの刑務所に収監されているときに生まれた。母はその2年後に収監されたまま病で亡くなり、二人は、モスクワの孤児院を通じてアメリカの家庭に引き取られた。アメリカでの生活は何不自由の無いものであったが、世間からいわれのない差別を受け続けた。「差別のない世界」。彼女は自然と海兵隊に入隊することを決めた。


    Photo by Staff Sgt. Greg Thomas
    「体力に自信があるってことだけで、階級とか、海兵隊独特のルールなどまったく知らずに入隊しました」。「海兵隊は実力主義です。技術や知識を得るためには努力が必要です。まさに自分次第です」。ドゥーマはインタビューに答えた。

    今回、初等訓練課程を修了する女性兵士は4名であり、このあと、全員が歩兵学校へ進む。これは画期的なことである。以前は、女性兵士が戦闘行為に参加できなかったため、女性兵士が進むのは、医療・救急部門か補給・兵站、通信部門と決まっていたが、法律が改正され戦闘行為ができるようになったため、初めて歩兵学校へ進むことが許された。

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    Photo by Staff Sgt. Greg Thomas


    Photo by Staff Sgt. Greg Thomas
    1年の訓練課程と数年の実戦を経れば、ドゥーマは下士官に任官することになる。

    海兵隊の伝統して、「ビックE(Enlist Officer・・・下士官)・リトルO(Officer・・・士官)」というものがあり、士官よりも優秀な下士官を増やすことに力を注いでいる。従来は、医師や看護師、会計士・弁護士などの国家資格でも持ってなければ、戦闘に参加できない女性は士官・下士官になれず上等兵止まりだった。

    ドゥーマが下士官となり、男性兵士を指揮する日も近い。

    Text: 友清仁 - FM201702

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