シティーハンター「冴羽りょう」の離れ業が現実に、警官の発砲した弾が強盗犯の銃口に命中
米コロラド州オーロラで今年 1 月、強盗未遂事件 (attempted robbery) に巻き込まれ、非番中の郡保安官代理 (sheriff's deputy) が応戦。保安官代理の放ったピストルの弾丸が、容疑者の持っていたピストルの銃口に命中し、銃身内に進入した弾がチャンバーに装填されていた弾に達して止まっていたことが分かった。
Photo: Courtesy 18th Judicial District Attorney's Office
北条司氏の漫画「シティーハンター」に登場する「冴羽りょう」のようなこの離れ業について、警察当局は「10 億分の 1 発 (one in a billion shot) 」と表現し、国内の各メディアでも取り上げられて話題となっている。また、銃器関連のフォーラムではこの一件について、「サイズの大きな弾丸が、それよりも小さなサイズの銃身を通った」ことにも言及し、活発な見解が交わされている。
事件があったのは 1 月 26 日。この日、非番だったホセ・マルケス (Jose Ramon Marquez) 保安官代理は、ガールフレンドとその子供たちの待つディナーへ向かっていたところに黒ずくめの服装でマスクを被った若い 2 人組の男らと遭遇。男らがマルケス氏に近付き、手に持っていた荷物を指して「それをよこせ」と要求。二人組の発砲に応戦する形で銃撃戦に発展したという。
この時、マルケス氏が携行していたのは .45 口径のピストルで、対する容疑者の内の 1 人が持っていたのは、スプリングフィールドアーモリー製の XDM 40SW だった。銃撃戦の中でマルケス氏が 4 発、容疑者は 12 発を発砲している。マルケス氏は肩と腹部を被弾しながらも、容疑者の「脚」と「奇跡のショット」を命中させている。
2 人組の内で脚を被弾した容疑者は、駆け付けた警官の手によって逮捕されており、もう 1 人は逃亡中。逮捕されたのは 17 歳の少年で、殺人未遂、暴行、威嚇など 8 つの重罪で起訴されている。
マルケス氏は郡保安官として 10 年と、その以前に州の法執行機関に 11 年勤めたキャリアを持つベテラン。その後の調査において、単なるモノ盗りか、またはマルケス氏を狙ったものかは明らかになっていないとされる。また、現在も治療に専念しており、復職には至っていないとのこと。
地元ニュースサイト、オーロラ・センチネルによると、同州アラパホ郡の検察当局は 7 月 13 日、この強盗未遂事件に端を発したマルケス氏による発砲について、合理的な理由があったとして「無罪放免」とすることを発表している。
この時、マルケス氏が携行していたのは .45 口径のピストルで、対する容疑者の内の 1 人が持っていたのは、スプリングフィールドアーモリー製の XDM 40SW だった。銃撃戦の中でマルケス氏が 4 発、容疑者は 12 発を発砲している。マルケス氏は肩と腹部を被弾しながらも、容疑者の「脚」と「奇跡のショット」を命中させている。
2 人組の内で脚を被弾した容疑者は、駆け付けた警官の手によって逮捕されており、もう 1 人は逃亡中。逮捕されたのは 17 歳の少年で、殺人未遂、暴行、威嚇など 8 つの重罪で起訴されている。
マルケス氏は郡保安官として 10 年と、その以前に州の法執行機関に 11 年勤めたキャリアを持つベテラン。その後の調査において、単なるモノ盗りか、またはマルケス氏を狙ったものかは明らかになっていないとされる。また、現在も治療に専念しており、復職には至っていないとのこと。
地元ニュースサイト、オーロラ・センチネルによると、同州アラパホ郡の検察当局は 7 月 13 日、この強盗未遂事件に端を発したマルケス氏による発砲について、合理的な理由があったとして「無罪放免」とすることを発表している。
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