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試練のHK社。ベルリン警察向け『SFP9』×24,000挺の大型採用案件に重大な欠陥が指摘

海外軍事

Photo from Berlin Polizei
This photo is for illustration purposes only.
ドイツ銃器メーカー「ヘッケラーアンドコッホ(H&K)」社が勝ち取った警察向け大型納品案件について、雲行きの怪しい事態が報じられている。

「ビルド日曜版(BamS: Bild am Sonntag)」をソースに、国内最大手の日刊商業経済紙「ハンデルスブラット」が8日付けの記事で、「HK社は首都ベルリン警察から新制式ピストル『SFP9』×24,000挺の採用を獲得したが、最初のテストで重大な欠陥が見つかった」と報じている。

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    ビルドによると重大な欠陥として、①照準(照星・照門)調節、②弾倉の脱落を挙げており、これらによってベルリン警察の設定した品質管理試験をパスできなかったという。一方のHK社はビルドの記事を否定している。


    Photo from H&K
    ベルリン警察はこれまで37年に渡ってシグ社のP6(P225の制式名。P220のコンパクト版)を使用してきたが、陳腐化に伴い新たにHK社の9mm拳銃VP9を「SFP9 TR」として採用を決定。24,000挺の調達が計画されていた。またこのリプレイス計画では同時に、私服警官など向けにサブコンパクト版である「SFP9 SK」×450挺の調達もおこなわれる。

    関連記事:
    ドイツ・ベルリン警察 H&K社のVP9を制式拳銃に採用 シグ社のP6をリプレイス

    週刊誌「シュピーゲル」のスクープに端を発し、今尚継続中のドイツ連邦軍向けG36アサルトライフルのリプレイス案件が記憶にも新しい中で起きた今回の事態。HK社については、折しも大手格付け機関の『ムーディーズ』が1段階格下げし、重大なリスクを指摘している。

    関連記事:
    大手格付け機関『ムーディーズ』がドイツ銃器メーカー『H&K』を『Caa1』に格下げ。重大なリスクを指摘

    ベルリン警察向け24,000挺の案件は、連邦軍向けG36×167,000挺に次ぐ大型案件だけに、今後の情勢から目が離せない。

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