ACOG生産数100万を記念し、トリジコン社が特設サイトでカウントダウンを開始

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米国の小銃用光学照準器メーカーであるトリジコン社が、ACOG(Advanced Combat Optical Gunsight)の生産数100万を記念した特設サイトを立ち上げ、10月1日から始まるキャンペーンのカウントダウンを始めた。

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    Screen shot from millionthacog.com
    1981年創業のトリジコン社は、革新的なトリチウムと先進のファイバーを応用した光学照準器を生み出し、リーディングカンパニーとして確固たる地位を築いてきた。

    同社生みの親は、南アフリカ生まれのグリン・ビンドン(Glyn Bindon)氏。
    1950年代に米国へ移住し、その後1958年に航空工学の学位を取得。大学卒業後は、ニューヨークの小さな技術系企業に就職し、海軍のF-8Uクルセイダー艦上戦闘機用テイルフックの開発に携わっている。ビンドン氏の手掛けたテイルフックは、航空母艦任務において初めて実用化されている。
    1970年代、グラマン社に転職したビンドン氏。宇宙船開発の中で、高性能なバルブの開発を担当することになる。与えられた課題は、「アポロ13号に使用されたバルブを遥かに上回る性能」だったが、この難題をその非凡な才能で見事クリアしたという。
    その後、ミシガン州に引っ越し、フォード・モーター社に製品デザイナーとして転職。ナビスター社の新型ディーゼルエンジンの開発にも携わっている。

    航空宇宙、車輌メーカーと渡り歩き、そのキャリアアップを図ってきたビンドン氏に大きな転機が訪れたのは1980年代に入ってから。南アフリカに残していた家族の元を訪ねた際に光学照準器メーカー「アームソン(Armson)OEG」と出会う。

    同社製品に関心を寄せたビンドン氏は、米国市場参入の橋渡し役となり、その輸入代理事業を手掛ける。現在のトリジコン社の前身となる「アームソン社( Armson, Inc.,)」を立ち上げ、1981年から1985年までの間、輸入業に専念していたが、自己発光式照準器に独自のアイデアを閃き製品化へと動き出している。


    Screen shot from U.S. Army Marksmanship Master Trainer Course (MMTC)
    1985年に初めてトリチウム発光レティクルのライフルスコープ「スペクトラム」とピストル用サイトを市販化。1987年には陸軍の先進戦闘ライフル(ACR: Advanced Combat Rifle)計画に向けたTA01 4x32 エイコッグ(ACOG: Advanced Combat Optical Gunsight)をリリースし、翌1988年には「ブライト&タフ ナイトサイト(Trijicon Bright & Tough Night Sights)」が連邦捜査局(FBI)の使用するSIG社製ピストルに採用されている。

    その後、90年~現在に至るまで、米軍が介入する数多の戦争を経て、一般部隊・特殊部隊の垣根無く多種多様な採用製品を送り出すに至り、小銃用の光学照準器サプライヤーとして不動の地位を築き上げている。

    なお、自らも数々の照準器を手掛けてきた創業者のビンドン氏は、2003年9月2日にアラスカ州パーマー近郊で起きた小型機の墜落事故で亡くなっている。享年66歳。

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