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米陸軍の実験部隊がAEWE 2017で幾つかの次世代装備品を展示

海外軍事
米ジョージア州カセッタのフォート・ベニング陸軍基地でおこなわれた、年次技術展示「陸軍遠征戦士演習(AEWE: Army Expeditionary Warrior Experiments)」において、実験部隊(EXFOR: Experimental Force)などによる次世代装備のデモンストレーションがおこなわれた。

AEWE 2017で展示されたこれら次世代装備については、ここ最近の投稿でも紹介しているが、別角度からの写真や開発が進んだとみられる試作モデルらしきものもあった。
HUNTR(Heads-Up Navigation, Tracking, and Reporting)

U.S. Army photo by Angie DePuydt
英陸軍ロイヤル・アングリアン連隊 第1大隊バイキングス(Vikings)所属の兵士がデモンストレーションしたのは、米陸軍の通信用電子機器研究開発センター (CERDEC: Communications Electronics Research, Development and Engineering Center) の夜間暗視・電子センサー局において開発された「HUNTR(Heads-Up Navigation, Tracking, and Reporting)」システム。

U.S. Army photo by Angie DePuydt
昼夜の作戦に対応し、拡張現実 (AR: Augmented Reality) とネットウォーリアー (Nett Warrior) システムを併用してヘッドアップディスプレイ (HUD: Head-Up Display) に映し出すことで、無益な味方撃ちを減らす一方で、敵に対しての攻撃性を高め、生存性と機動能力の向上を見出すというもの。

関連記事:
兵士の状況認識能力を改善する米陸軍の「HUNTR」システム

PD-100 Black Hornet PRS (Personal Reconnaissance System)

U.S. Army photo by Angie DePuydt
ヘリコプター型の超小型ドローン「PD-100 ブラックホーネット (Black Hornet) PRS (Personal Reconnaissance System) 」のデモンストレーションもおこなわれている。PD-100 ブラックホーネットは、ノルウェーのプロックス・ダイナミクス社が開発を手掛けたが、昨年11月末に米国のフリアーシステムズ社 (FLIR Systems, Inc.) が約150億円で買収している。米陸軍は、2018 年までに歩兵分隊レベルでこの超小型偵察ドローンの運用を見据えている。

関連記事:
フリアーシステムズがプロックス・ダイナミクスを 150 億円超で買収。超小型偵察ドローンの取得が狙い
2018 年までに歩兵分隊レベルで超小型偵察ドローンの運用を見据えている米陸軍がコマーシャル映像を公開

Intelligent Rail

U.S. Army photo by Angie DePuydt
インテリジェント・レイル・ウェポン・アクセサリー&データ・レイル(Intelligent Rail - Weapon Accessory Power and Data Rail)を搭載したアサルトライフルの能力展示もおこなわれた。プロトタイプ・プロダクション社(PPI: Prototype Productions, Inc.)が手掛けるインテリジェント・レイルは、ピカティニー規格レイルの中で電源とデータ接続を確保するようデザインされ、ネットウオーリアー(Nett Warrior)や兵士のラジオ端末を通じて、銃にマウントした各種アクセサリー類との接続が可能になる。

関連記事:
米陸軍遠征戦士演習が PPI 社のインテリジェント・ライフルシステムを紹介

SWORD(Soldier Weapon Observation Reconnaissance Device)

U.S. Army photo by Angie DePuydt
コルト・カナダ社、ジェネラル・ダイナミクス社、アメリカ海兵隊、カナダ軍、イギリス国防省などが開発に参加している兵士用統合情報ネットワークシステムの「SWORD(Soldier Weapon Observation Reconnaissance Device)」も展示された。個人・小部隊レベルで使用されるC2(指揮統制)システムで、地図の表示や地形分析、ナビゲーション、目標の位置と距離など兵士が戦場で必要とする情報や指揮官からの指示を表示できる。照準器との組み合わせによっては、遮蔽物の向こうにあるターゲットに対してグレネードを撃ち込むなどの運用も可能となる。

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