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「各種ポケットやベルクロは要らない」兵士の声を受け、米陸軍が軽量で吸水し難い新型『ホットウェザー戦闘服』を開発中

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Photo Credit: U.S. Army photo
米陸軍が、より軽量で吸水保持し難い新たな戦闘服の開発に取り組んでいる。「ホット・ウェザー陸軍戦闘服(Hot Weather Army Combat Uniform)」と名付けられたこの新型戦闘服は、「指一本で持つことができる」とされるその軽量さがウリ。

現行の陸軍戦闘服(ACU: Army Combat Uniform)の重量は約650グラム。多くのポケットを持ち、多層のファブリック(布地)で構成されている。ショルダーポケット、ペンポケット、レッグポケット、各種パッチ貼り付け用のベルクロ…は日々着用する兵士からは「多過ぎる」という声も挙がっている。加えて一旦濡れてしまえば、いつまでも濡れているし、暑くなってしまうといつまでも暑い状態が続く。更には製造面でみても、生産コストを引き上げる要因ともなる。

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新装備の試作開発とその調達を担っている陸軍のPEO(Program Executive Office)ソルジャーが、こうした現場の実態と兵士らの声を拾い上げて、ポケットやベルクロの数、使用する布地のレイヤーを必要最低限に減らという解決策に乗り出している。取り組みの中では、使用するファブリック自体も現行品より軽量なものに見直されている。

試作品は、熱帯雨林地帯向け装備の実験フィールドとしてお馴染みの、ハワイ州スコフィールド・バラックスに司令部を置く、第25歩兵師団 "Tropic Lightning" へ持ち込まれる予定で、将来的には陸軍全軍への支給も見据えている。

軽量戦闘服は、既に広範にテストされている既存の戦闘服をベースとしているため、開発にはそれほどの時間が掛からず、1年以内にも完成する見込みだが、目下の懸念は、新しく採用するファブリックが洗濯した際にシワを作り易いことで、その対処を模索しているようだ。

また、陸軍の熱帯地方への展開に向けた野心的な取り組みについては既報の通り、新型のジャングルブーツの開発状況も気になるところ。こちらは既に先月、上述の第25歩兵師団において30,000足が評価目的で支給されている。当初寄せられた兵士達からのフィードバックでは肯定的な意見があったものの、たとえブーツの耐久性が低くとも、より軽量でソールが薄く、柔らかいといった「快適性」を求める声が多いことが分かってきた。そこで、次回のサンプルでは遥かに曲がりが効く柔軟性の高いものが試されるとのこと。

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