NEWS

ヒトの『尿』で効果2倍。米陸軍の研究チームが、新開発のアルミニウム系粉末を使った「燃料電池」を研究中

海外軍事
米陸軍の研究チーム(ARL: Army Research Laboratory)が、アルミニウムをベースとした新開発のナノパウダーとヒトの『尿』を組み合わせることで、水よりも格段に速く『水素』を取り出す現象を確認。電気化学反応を経て、物資の補給が難しい最前線での電力確保に向けた取り組みを進めている。

ミリMONO

    loading
    ミリMONOをもっと見る

    Photo Credit: U.S. Army photo by David McNally, ARL Public Affairs
    研究チームは今年の初夏に、「ナノ・ガルバニック・アルミニウム系粉末(Nano-Galvanic Aluminum-Based Powder)」なるものを発表しており、水と接触することで純粋な水素を生成させることを開発。この粉末に水をベースとした液体を加えることでも同様の反応を示すことが確認されている。


    Image from Panasonic


    Photo Credit: U.S. Army photo by David McNally, ARL Public Affairs
    続いて尿で試してみたところ、水と比べて2倍の反応率を示したという。
    ヒトの尿は約96%の水と4%の廃棄物で構成されており、その液体中には3,000種類以上の化合物が含まれている。今回、尿がこれほどまでに良好な結果を示したことについて、チームは「電解質および尿の酸性度との関係」を中心に調査を進めるとしている。また並行して「唾液」などの体液との相互作用も調査がおこなわれる予定だ。

    今回の取り組みについては、「棚ぼた」的に発見されたもののようで、チームは当初「水素を生み出すため専用に開発するつもりはなかった」としているが、結果的に最前線で展開する兵士にとって大きな恩恵をもたらす可能性が示されている。

    同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
    米陸軍が暗闇でも顔認識し、高価値容疑者(HVT)の捜索に寄与する技術を開発中
    オーストリア軍特殊部隊『ヤークトコマンド』がショッピングモールを使った初の対テロ訓練を実施
    HK社によりアップグレードされた英軍『SA80A3』は2025年まで耐用年数を延長
    「野生のヘビすら気付かない」。米州兵スナイパーが完璧に擬装
    欧米銃器メーカーのインド生産が数年内に拡大か
    『F90 CQBライフル』がインドで現地生産に。タレスとMKUが覚書を交わす
    同じカテゴリー(海外軍事)の記事
     米陸軍が暗闇でも顔認識し、高価値容疑者(HVT)の捜索に寄与する技術を開発中 (2018-04-19 15:27)
     オーストリア軍特殊部隊『ヤークトコマンド』がショッピングモールを使った初の対テロ訓練を実施 (2018-04-17 13:14)
     HK社によりアップグレードされた英軍『SA80A3』は2025年まで耐用年数を延長 (2018-04-16 19:35)
     「野生のヘビすら気付かない」。米州兵スナイパーが完璧に擬装 (2018-04-16 16:19)
     欧米銃器メーカーのインド生産が数年内に拡大か (2018-04-16 14:05)
     『F90 CQBライフル』がインドで現地生産に。タレスとMKUが覚書を交わす (2018-04-13 20:06)

    この記事をブックマーク/共有する

    この記事をはてなブックマークに追加

    新着情報をメールでチェック!

    ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

    [入力例] example@militaryblog.jp
    登録の解除は →こちら

    ひとつ前のニュース ひとつ次のニュース

    PageTop