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ヒトの『尿』で効果2倍。米陸軍の研究チームが、新開発のアルミニウム系粉末を使った「燃料電池」を研究中

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米陸軍の研究チーム(ARL: Army Research Laboratory)が、アルミニウムをベースとした新開発のナノパウダーとヒトの『尿』を組み合わせることで、水よりも格段に速く『水素』を取り出す現象を確認。電気化学反応を経て、物資の補給が難しい最前線での電力確保に向けた取り組みを進めている。

Photo Credit: U.S. Army photo by David McNally, ARL Public Affairs
研究チームは今年の初夏に、「ナノ・ガルバニック・アルミニウム系粉末(Nano-Galvanic Aluminum-Based Powder)」なるものを発表しており、水と接触することで純粋な水素を生成させることを開発。この粉末に水をベースとした液体を加えることでも同様の反応を示すことが確認されている。


Image from Panasonic


Photo Credit: U.S. Army photo by David McNally, ARL Public Affairs
続いて尿で試してみたところ、水と比べて2倍の反応率を示したという。
ヒトの尿は約96%の水と4%の廃棄物で構成されており、その液体中には3,000種類以上の化合物が含まれている。今回、尿がこれほどまでに良好な結果を示したことについて、チームは「電解質および尿の酸性度との関係」を中心に調査を進めるとしている。また並行して「唾液」などの体液との相互作用も調査がおこなわれる予定だ。

今回の取り組みについては、「棚ぼた」的に発見されたもののようで、チームは当初「水素を生み出すため専用に開発するつもりはなかった」としているが、結果的に最前線で展開する兵士にとって大きな恩恵をもたらす可能性が示されている。

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