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アメリカ海兵隊はスナイパーライフル向け弾薬の大口径・高精度化を模索している

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Photo By: Ashley Calingo
アメリカ四軍の中でも、もっとも保守的な集団と言われる海兵隊。他の組織がカービンレングスのM4自動小銃を採用する中「問題のないものは変更しない」とばかりにフルサイズのM16A3にこだわるなど、その思想は小火器選定にも徹底している。しかし近年の戦場における環境は、そんな頑固な彼らにも変化をもたらそうとしている。
海兵隊の狙撃銃「M40」シリーズはベトナム戦争時代に採用、その後も改修が続けられ現在M40A6が配備され始めている。最新型はアルミのモジュラーストックを採用するなど外装はモダンであるが、基本的にはレミントン・モデル700のアクションを高精度化したライフルである。

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7.62mmNATO弾は軍用の狙撃銃としては標準的なものであるが、これで狙撃できるのは1000ヤード(約900m)ほど。新規開発される小銃弾が目標とする有効射程が1500メートルと言われる中では陳腐化が始まっていると言ってよいだろう。

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Photo By: Ashley Calingo
そんな中、海兵隊で火器の開発研究を行っているMCSC(海兵隊システム司令部)は海兵隊スカウトスナイパー・インストラクター学校と協力して、弾薬の研究とデータ採取を行っている。

7.62mm弾に加え、.300ウィンチェスターマグナムや.338ラプアマグナムなど近年よく用いられている弾薬、そしてアメリカの同盟国や仮想敵国において普及している弾薬を使用し、その性能と限界を測定している。

新狙撃銃の開発・採用プロセスがいつごろになるかは不明であるが、海兵隊としては非常に大きな転換が始まっているといいのではないか。

Source: Aiming for a higher caliber: Developing future weapon systems for Marine Corps snipers > The Official United States Marine Corps Public Website > News Display
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201608
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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