個人所有として世界最高峰の軍用車両コレクション、Jacques Littlefield 氏の遺品がオークションに

ミリタリーブログサポートチーム

2014年07月11日 17:22

個人所有として史上最大で世界一と考えられている軍用車両コレクターの遺品が、カリフォルニア州サンフランシスコのベイエリアでオークションに掛けられる。オークションを仕切る Auctions America によると、7 月 11 日~ 13 日の期間、ポートラ バレー (Portola Valley) で開催されるオークションには、重量 42 トンにもおよぶ地対地ミサイルなど、数十年に渡って収集された 80 両を超える軍用車両と、銃火器の他、様々な雑多の軍用装備品が出品されるとのこと。軍用車両のオークションとしては史上最大規模とのこと。
これらのコレクションは、シリコンバレーでエンジニアだったジャック・リトルフィールド (Jacques Littlefield) 氏の所有物で、第一次世界大戦のものから湾岸戦争のものまで含まれている。同氏は世界的に著名な軍用車両の収集家で、その道の権威としても知られる人物。同氏が 2009 年に逝去後、リトルフィールド氏の家族は、マサチューセッツ州 Stow にある軍用航空機・車両博物館を運営するコリングス財団 (Collings Foundation) に寄付。第二次大戦下のドイツ軍 IV 号戦車 260 万ドルや、米軍シャーマン戦車 M4A3 の装甲強化型「ジャンボ シャーマン (Jumbo Sherman)」160 万ドルなどが出品される。財団では、オークションによって 1,000 万ドルほどの収益を期待している模様で、落札金額の 100% が運営費に当てられるとのこと。
世紀の大オークション開催に当たって、Auctions America では公式サイト上に全 224 ページに及ぶカタログ資料を掲載中。

Associated Press via Fox Business 2014/07/10
The LittleField Collection / Auctions America
About the relationship between Jacques M. Littlefield and Collings Foundation.
Photo : Littlefield Collection Catalog

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