州兵施設や装備を無許可で使用、セクシー美女カレンダーの撮影が州当局からの調査を受ける騒動に

ミリタリーブログサポートチーム

2014年10月21日 17:53

先日のミリブロ News でもお届けした「Hot Shots 2015 Calendar」の撮影を巡って、州当局からの調査を受ける騒動となっている。

この騒動の舞台となっているのはユタ州キャンプ・ウィリアムズ。ユタ州は、保守的な傾向のある地域として知られており、露骨な性的描写についても議論が及んでいる。

地元ソルトレイクのローカルニュース、FOX 13 が初報したところによると、ビハインドシーンの映像に収められた実銃射撃や戦闘車両を使った派手な登場は、ユタ州兵による正式な承認を経ないままで施設や装備、人員が使用されたていたとのこと。

キャンプ・ウィリアムズ (Camp Williams) で撮影された映像については、施設や装備、人員の使用許諾を判断する権限を持た無い、同州フォート・ベニングで編成されている第 19 特殊部隊グループ (19th SFG, 19th Special Forces Group) のシニアオフィサーに確認されたとのことで、ユタ州兵側での関知が無かったとされる。

ユタ州の公安課では FOX 13 の報道後に独自の内部調査を開始。映像に映っていたユニフォームから、特別緊急対策チーム (SERT, Special Emergency Reaction Team) 所属の 2 名のオフィサーの関与を発表している。

「セクシー美女」と「ミリタリールック」によるゴールデンタッグの組み合わせから毎年人気を博している Hot Shots Calendar は、1947 年に創業し、小銃や弾薬の輸入・卸売販売業を営む英国 Edgar Brothers 社のポリス&ミリタリー事業部門で発足した企画。収益の 50% を戦争で負傷した兵士へ渡すチャリティー企画となっている。

FOX 13 2014/10/17

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