関係者含め 4,200 名が参加、第 77 回ビクトリーショーが開催

ミリタリーブログサポートチーム

2015年07月06日 18:30

第 77 回ビクトリーショーが、5 日に都立産業貿易センター浜松町館で開催された。主催サムズミリタリ屋発表によると、梅雨空の中で開催された本イベントには、出店各ブースの関係者を含め、延べ 4,200 名の来場を数えている。
今開催で初出店となった沖縄ミリカジからは、米海兵隊を中心とした軍放出品が出品された。バリエーション豊かな品揃えに客足が途絶えることない盛況ぶりとなっていた。

こちらも初出展となったタカダ貿易。同社では 1923 年創業、ドイツの老舗ブーツブランド「LOWA (ローバー) 」のミリタリーライン、「タスクフォースシリーズ」が展示された。(業者向け展示の為、販売はおこなわれていない)
問い合わせ:タカダ貿易

欧米の特殊部隊、警察隊員での採用が進み好評の LOWA ブーツは、高い安定性とクッション性を実現した「MONOWRAP ソール」を採り入れており、不整地等での足元の傾きをサポートしてくれる。また、足の構造を徹底的に研究した立体構造のパッドを使用したことで、長時間の着用による疲労感を軽減させる程よいフィット感を得ることができる。


田村装備開発。台湾から来日したミリタリーモデルの安妮さんと、乙夜さんが新作グローブを試していた。

VOLK Tactical Gear とのコラボモデル、CQB Tactical Glove Model3 ショート (左手前) とフィット感バツグンのステルスグローブ。CQB Tactical Glove Model3 ショートは、良好なトリガーアクションを維持しつつもロープ降下に対応したモデル。一方のステルスグローブ (右奥) はトリガーアクションと装着感を第一優先にデザインしたモデル。いずれも多くの人が試着し、注目度の高さがうかがえた。

新企画、小火器研究の世界的権威である床井雅美氏による「ナチスドイツの拳銃」をテーマとした銃器学セミナーがおこなわれた。

MIL-FREAKS ブースで販売されていた Arc'teryx 製のコンバットシャツ。プロトタイプと思われるこのコンバットシャツは、昨年に特殊部隊装備品の情報が集まる海外フォーラム「GEARSOC」で紹介され話題となっている。
Odd Arc'teryx ACU Combat Shirt w/ Black Velcro / GEARSOC 2014/10/05

首や肩から腕に掛けての部分は ACU の迷彩ファブリックが、また胴体部分は通気性を重視したものが採り入れられている。肘の部分は曲げ易いように立体裁断がおこなわれている他、肌との密着が多い胴体部分には接触面積が少なくなる起毛のファブリックが用いられている。現時点では着用事例の写真は見当たらないが、いずれにしても興味深いコンバットシャツである。

ノーベルアームズでの注目新製品は、特許取得 AVS 換気システムで曇り知らずな ESS Influx ゴーグル。ミリブロ News でピックアップしたこともあるこのゴーグルは、曇りに苦しんできたゲーマーの関心を引き寄せ、話題性・注目度共にバツグンの新製品。曇り知らずの秘密は、ESS 独自の特殊防曇コーティング (シングルフローコト) を搭載した レンズと AVS の組み合わせにある。①にあるクリップ (RotoClip) を押し上げる事で②のレンズが押し上げられ、レンズ内の空気を流すことが出来る。
ESS Influx ゴーグル / ミリブロ News

フロントラインでは、人気の Kryptek 製品を中心に、イベントならではの爆安販売を実施。通常では考えられない値段でたたき売りされていたこともあって、早々と売り切れ続出となっていた。

小学館ブースでは、新刊となったばかりのムック本「特撮とイラストで図解する 自衛隊の最新装備」を紹介すべく、戦え!!ぴっちょりーな☆さんがマスコットとして奮闘していた。

次の第 78 回は、9 月 21 日 (月・祝) に予定されており、長年ビクトリーショー開催の舞台となった浜松町館での開催が最終回となる。12月 19 日・20 日に開催予定の翌 79 回では、舞台を浅草・台東館 (5, 6, 7 F) に舞台を移しての再出発が予定されている。

ビクトリーショー / サムズミリタリ屋
http://www.sams-militariya.com/docs/vshow.html

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