開催両日を通じて、全国各地から 450 名の現用装備ならびにリエナクトファンが集結。架空国家、AHOGUN 国を舞台とする再現戦闘に参加した。
2014年秋以来の開催となったここ本栖は、前回あいにくの天気に悩まされたが、今開催では一転して青空広がる快晴に恵まれた。
ハートロック運営委員会を代表し、開催に先立って登壇した川勝氏。
今年 4 月に既報の通り、ハートロックシリーズは今回の本開催と、来春に予定されているコアイベント「2.0」の開催をもって全て終了となる。
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日本のホビーミリタリーシーンにおける一時代を刻んだその大きな功績は、きっと新たな世代を生み出す切っ掛けになると期待される。
続いて登壇したサムズミリタリ屋オサム社長。
ハートロックシリーズ終了の一報について、何らかの形で不定期開催するよう、ファンの期待・要望に応えることを誓ってくれた。
形式ばった開会式を終えるや、会場は前開催から引き継がれたシナリオが突如展開を始めた。
無差別的なテロが横行するアホガニスタンで行われた選挙に当選した新大統領が、護衛のオペレーターらと共に民衆の前に登場する。
大統領の演説に集まった会見場内は、異様な熱気に包まれる。
対立する武装勢力とみられる一団が車輌に乗って会見場を襲撃。
あっという間の出来事の中、大統領は暗殺されてしまう―
出演者自身 (一部) も事前に知らされていなかった寸劇が展開したことによって、この後に控えている状況開始のボルテージも一気に高まることとなる。
そして待ちに待った状況開始。富士山麓に広がるフィールドに、総勢 450 名が下記の部隊編成で展開した。
★一般部隊編成
◎米一般陸軍
◎米海兵隊
◎ISAF 欧州連合軍
◎自衛隊
◎PMC 自衛隊の警護全般
◎ANA/ANP
★特殊部隊編成
◎米海軍 SEALs/DEVGRU
◎米陸軍特殊部隊 DELTA/ODA and CIF
◎米空軍 PJ/CCT
◎米海兵隊 FORCE RECON / MARSOC
◎英軍 SAS
◎欧州特殊部隊
★反政府勢力編成
富士山を背景にした自衛隊員の写真。壮大なロケーションと重装備の組み合わせで、非日常的な光景が広がる。
また、ハートロックといえば各種軍用車両の投入。戦闘シーンは勿論、キャンプの中でもその存在感は大きい。
今開催で初投入となった、ガンショップ FIRST 所有の米軍御用達ポラリス ATV「MRZR-2」やトヨタ・ランドクルーザー、武装軽トラックなどが道無き道の広がる状況エリアへ積極的に侵入し、味方陣営の支援に大きく貢献した。
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統率された行動を示す米海兵隊(一般)。
この日の為に仕込んできたネタを披露。こちらの参加者が連れているのは軍用犬。しかしよく見てみると、ホンモノの犬ではなく、「ぬいぐるみ」であることが分かる。
ハートロックにおける影の貢献者は何と言っても武装勢力メンバーに他ならない。数では劣勢ながらも、持ち前の機動力と連携を活かして、先進装備に身を包む西側兵力との戦闘を繰り広げた。
厳戒態勢が敷かれる中、木々が鬱蒼と茂る地帯を巧みに抜け、連合軍側へ奇襲を仕掛ける武装勢力メンバー。
前線基地を襲撃し、掌握した武装勢力メンバー。
いつ襲撃を受けるか分からない中、周囲の警戒活動をおこなう必要がある。
状況を終え、本部前に集合した参加者は、思い思いに記念写真を撮っていた―
「Heart Rock 7th ~Final Stage~」におけるその他画像は、下記ミリブロ公式 FaceBook ギャラリーにて大量公開中。