ダラス市警SWATがLWRCI社製IC-A5カービンを民間基金の寄付によって制式採用
テキサス州ダラス市のSWATチームが制式カービンとしてLand Warfare Resources Corporation International(LWRCI)社のIC-A5カービンを導入した。
Photo from Dallas Police SWAT Instagram
LWRCI社のIC-A5は、2011年に米軍がM4自動小銃の後継を選定するために開催したIndividual Carbine(個人用カービン)コンペに参加した同社の「M6」をベースとしたモデル。
基本的にはAR-15クローンのフォーマットに収められているが、ICコンペの要求仕様を満たすべく独自設計されたショートストロークピストンシステムによる高い動作性には定評がある。また、ハンドガード部分とアッパーレシーバーがほぼ一体化した「モノフォージド」形式を取っており、バレルナットの締め付けトルクを一定にできることから命中精度も維持しやすい。セレクターやチャージングハンドルはもちろん、ボルトリリースやマグキャッチボタンに至るまですべての操作系が左右両方から操作できるものとなっている。
既にダラス市警SWATのInstagramページには、IC-A5カービンを持った隊員たちの画像が多数掲示されている。
特筆すべきはその購入資金についてで、今回、IC-A5カービンとそのアクセサリの調達費用は、ダラス市警SWAT基金を通じた匿名の市民による寄付によって、そのすべてが賄われた。IC-A5はAR-15クローンの中でもべースモデルで約2000ドル(約22万円)という比較的高価な製品であり、これに上記のアクセサリをくわえたものを隊員の人数分揃えるには相当な費用が必要となる。
ダラスはケネディ大統領が凶弾に倒れた街であるが、それだけに近年頻発する乱射事件など銃器を用いた犯罪を許さないという意識が市民の間にもあるのかもしれない。
Source: The Dallas SWAT Rifle We are excited to say Dallas SWAT officers are live and operational with the new rifle package. . . The Dallas SWAT…
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201911
ダラス市警に納入されるのは10.5インチバレルを装着したモデルで、同時に最新型となるAimpoint CompM5ドットサイトやSurefire社のSOCOM Mini IIサプレッサとM622ウルトラ・スカウト・ライト、B.E. Meyers社のMAWL-DAレーザーデバイスと一緒に配備される。また、マグウェル部分にはダラス市警SWATのエンブレムが刻印される。
Photo from LWRCI
既にダラス市警SWATのInstagramページには、IC-A5カービンを持った隊員たちの画像が多数掲示されている。
特筆すべきはその購入資金についてで、今回、IC-A5カービンとそのアクセサリの調達費用は、ダラス市警SWAT基金を通じた匿名の市民による寄付によって、そのすべてが賄われた。IC-A5はAR-15クローンの中でもべースモデルで約2000ドル(約22万円)という比較的高価な製品であり、これに上記のアクセサリをくわえたものを隊員の人数分揃えるには相当な費用が必要となる。
ダラスはケネディ大統領が凶弾に倒れた街であるが、それだけに近年頻発する乱射事件など銃器を用いた犯罪を許さないという意識が市民の間にもあるのかもしれない。
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Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201911
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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