タミヤ新製品案内 2011年9月号

ミリタリー模型・フィギュア 2011年08月17日 19:44 Comments(0)

模型総合メーカーのタミヤより2011年8月から9月に掛けての期間で発売を控えている新製品案内をお届けしよう。今回も数あるタミヤ新製品の中からミリタリー色の強い商品だけをピックアップしてご紹介する。

模型総合メーカータミヤ公式サイト：
http://www.tamiya.com/japan/

アメリカ強襲水陸両用兵車 AAVP7A1 アップガンシードラゴン（水中モーター付き）
U.S. MARINE AAVP7A1 W/UGWS with SUBMARINE MOTOR
タミヤ新製品案内 2011年9月号

2011年8月13日(土)発売　3,360円（本体価格3,200円）※スポット生産

1970年代に開発された水陸両用兵員輸送車AAVP7の改良型、AAVP7A1をリアルに再現した1/35スケールのプラスチックモデル組み立てキットに、水中モーターをセット。水中モーターは付属の吸盤をそのままAAVP7の車体底面に貼り付けるだけで取り付けOK。モーター本体をひねればスイッチが入ってスクリューが回転、ラダーも付いて直進、右旋回、左旋回ができ、旋回する大きさを変えることも可能だ。

AAVP7A1は、1991年の湾岸戦争にも派遣されアメリカ海兵隊の足として活躍した力強いフォルムを実車そのままにモデル化。特徴的な新型銃塔は40mm機関砲グレネードランチャーの給弾ベルトまでパーツ化してリアルに再現。銃塔のハッチと兵員用ランプは開閉選択式。その他のハッチと車体前部のバウプレーンと呼ばれる波切り板は可動する。水を押しのけるようにして進むその姿は実感たっぷりに再現されたモデルとあいまって迫力十分の見ごたえだ。

アップガンシードラゴンについて：
完全武装の兵員25名、資材なら約4.5トンを収容して上陸作戦を行える優れた性能を持ち、アメリカ海兵隊の主力水陸両用兵車として使われてきたLVTP7A1。火力強化のために、12.7mm機銃に加えて強力な全自動の40mmグレネードランチャーを装備するキャデラックゲージ社製の新型機銃が搭載され、戦闘力が大幅にアップした。
またバウプレーンと呼ばれる波切り板も装着され、1985年の戦術の変更にともなってAAVP7A1と呼ばれるようになった。1991年の湾岸戦争では海兵隊の主力として参加。海兵隊員の頼れる足としてM60A1戦車とともに砂漠を進撃し、クウェート解放のために戦った。

ドイツタイガーI 後期型エース・戦車兵セット（8体入）
GERMAN TIGER I LATE VERSION w/ACE COMMANDER AND CREW SET (8 FIGURES)
タミヤ新製品案内 2011年9月号

9月発売　3,990円（本体価格3,800円）※スポット生産

その1台はシャーマン戦車5台にも匹敵するといわれ、第二次大戦中、連合軍の大きな脅威となったのがドイツのタイガーI。
重量57トンにも達する車体は前面で100mmもの装甲で守られ、傑作といわれた88mm高射砲をベースとした主砲の56口径88mm砲は、実に距離2000mから100mmの装甲板を撃ち抜く威力を誇り、ミハエル・ヴィットマンをはじめ多くの戦車戦のエースを生み出した。
量産は1942年7月から始められ、総計1300台以上が生産されたが、エンジンのパワーアップに続き、キューポラへのペリスコープの設置、鋼板プレス製転輪の採用などの改良が加えられたタイプが後期生産型と呼ばれている。

本品は、タイガーI 後期生産型に戦車兵の人形8体をセットしたプラスチックモデル組立てキットとなっている。
1/35スケール、全長241.5mm、全幅106mm。★垂直面で構成された重量感あふれるフォルムを実感豊かにモデル化。砲塔内の主砲装填部や各ハッチの裏面も再現。キャタピラは1コマずつを接着してつなぐ連結組立て式。
マズルブレーキが小型化された最後期型の砲身もセット。コマンダー3体とクルー5体の人形、数多くの部隊マークや車輌番号を収めたデカール付き。

タミヤ新製品案内 2011年9月号