米陸軍の迷彩改善の取り組み (U.S. Army Camouflage Improvement Effort) フェーズ IV において、Crye Precision LLC が選定されたという報道がなされた。これは、米軍準機関紙 Stars and Stripes (星条旗新聞) オンライン版 9/23 の記事末尾に記された、Raymond F Chandler III 陸軍参謀長付き最上級曹長 (SMA : Sergeant Major of the Army) の発言をソースとするもの。一報を受けた SSD (Soldier Systems Daily) では、"let the cat out of the bag" (うっかり秘密を漏らした) とし「正式な報道発表ではない」とコメントを付け加えている。Stars and Stripes の報道では、次期迷彩パターンについては、現在アフガニスタンで使用されている同社 MultiCam に類似したものになるとのことで、今後 8 ～ 9 ヶ月に渡る次期フェーズへの移行が示されている。米議会では予算削減のために、軍全体での標準迷彩パターン導入を進めており、Chandler 氏によると、新たな戦闘服への移行において最も予算を圧迫するのは、バックパックやボディーアーマーなど関連する装備の調達になるだろうとのこと。なお、米陸軍における迷彩改善の取り組み "Phase IV" に関する補足情報としては、米国防総省管轄の CBRNIAC (Chemical, Biological, Radiological & Nuclear Defense Information Analysis Center) が発行するニュースレター (Vol 13 Number 1 2012 号) に以下内容で記されていた。

* Atlantic Diving Supply, Inc. Virginia Beach, VA
$613,165
January 10, 2012

* Kryptek L.E.A.F., LLC Fairbanks, AK
$6,453,000
January 9, 2012

* Brookwood Companies Incorporated New York, NY
$82,638
January 10, 2012

* CRYE PRECISION, LLC Brooklyn, NY
$639,864
January 10, 2012

By ACC-APG SCRT - Natick, Natick, MA

Stars and Stripes 2013/09/23
Soldier Systems Daily 2013/09/22
CBRNIAC Vol 13 Number 1 2012
Photo : Sergeant Major of the Army visits PEO Soldier / By DoD NCO Journal
Image is for illustration purposes only.