歩行による運動エネルギーを活用、発電システム搭載バックパック「Lightning Packs」
キャンプペンデルトン海兵隊基地でおこなわれた ExFOB 2014 (Experimental Forward Operating Base 2014) の席で、新たな環境発電型装備 (energy-harvesting gear) の取り組みをローンチした米海兵隊。公式 YouTube チャンネルではその内の 1 つ、発電システム搭載バックパック (Electricity-Generating Backpack) を紹介する映像が掲載中。このバックパックの構想は、筋肉生理学のエキスパートでペンシルバニア大学教授の Lawrence Rome 博士が創設した Lightning Packs, LLC によるもの。人間工学に基づきデザイン設計され、兵士が歩行の際に生み出す 1 ステップ当たり 2 ~ 3 インチの上下の運動エネルギーを活用して発電させる仕組み。50 ポンド (約 22.7 Kg) の荷を背負った状態では、通常の歩行ペースで平均 12 ~ 15 W、急ぎ足で 20 ~ 35 W、ランニング状態で 33 ~ 40 W の電力を創出することができるという。余分なバッテリーを携行することなく、増加傾向にあるウェアラブルデバイスや電子デバイスへの電源供給に繋げたい考え。環境発電型装備の実用化に向けた取り組みに始まり、米海兵隊では将来的に、戦場での燃料や水などの供給について、その必要性を削減する目標を掲げている。
Marines 2014/05/18
Lightning Packs, LLC
Marines 2014/05/18
Lightning Packs, LLC
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