NEWS

米国防総省、最先端「スパイグラス」ベータ版 500 ユニットをオーダー

海外軍事 Comments(0)
米国防総省、最先端「スパイグラス」ベータ版 500 ユニットをオーダー
スパイアクション映画に登場する、サイエンスフィクションのようなハイテク装備のウェアラブル化が進む中、米国防総省が最先端の「スパイグラス (Spy Glasses) 」のベータ版を 500 ユニット発注していることが分かった。
米国の国防安全保障関連ニュースを扱う Defense One によると、ワシントン D.C. の国防情報局 (DIA : Defense Intelligence Agency) で開かれた技術革新シンポジウムの席で、Osterhout Design Group (ODG) の Bobby King 副社長がデモンストレーションを実施。ODG によりデザインされた X6 Glasses を使うことで、周囲から違和感を持たれない中で、着用者の分析能力や記憶能力を格段に向上させることが可能。ネットワークとの接続、拡張現実 (AR : Augmented Reality) といった機能や、インテリジェンスの収集において特化したサードパーティーによる様々なアプリを走らせることも可能。顔認識アプリと生体認証データベースとの連携により、人知れず人物調査をおこなうことも可能になるという。現在 ODG 社の公式サイトに掲載されている X6 Glassess のスペックガイドによれば、以下の通りとなっている。

[Osterhout Design Group X6 Glassess]
* Processor : Powerful multi-core processor running a custom, optimized Android OS.
* Sensors : High-precision IMU sensors enable a seamless augmented experience and location-centric awarness.
* Clip-On Modules : Expands the high-res HD camera capabilities with Short-wave Infrared vision or Laser Rangefinder.
* Displays : Dual HD see-through displays with brilliant 3D imagery.
* Connectivity : Integraged WiFi, GPS and Bluetooth.
今年初めに、米コンピューターソフト大手 Microsoft 社が ODG 社の知的所有権 (IP : Intellectual Property) に対して、1 億 5,000 万ドル (約 152 億円) にのぼる資金を拠出しており、ゲーム分野での転用や法執行機関向け訓練装置としての潜在的用途が取り沙汰されている。

Defense One 2014/06/25
Osterhout Design Group


同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop