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米海兵隊リーコンの新型 45 口径ピストル

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米海兵隊は「Square Shoot」と題し、リーコンとカナダ軍との間でおこなわれた射撃訓練の模様を YouTube オフィシャルチャンネル上に公開した。これは 6 月 26 日から 8 月 1 日の期間におこなわれた世界最大の多国間海上軍事演習、環太平洋合同演習 RIMPAC 2014 (Rim of the Pacific Exercise, リムパック) での一幕で、米海兵隊では新型の 45 口径ピストル「M45A1」、Heckler & Koch「M27 IAR (Infantry Automatic Rifle) 」といった装備で訓練に臨んでいる様子が記録されている。

米海兵隊リーコンの新型 45 口径ピストル:
米海兵隊は旧型のコルトフレームをベースに、SFA (スプリングフィールド社) のスライド、ビーバテイルグリップセフティ、KINGS アンビセフティを基地内で組み立てた通称「MEU ピストル」を長らく使用してきた。

使用するパーツは Bar-Sto Precision Machine や WILSON COMBAT、HEINIE など民間パーツが色々存在する中、新しくトライアルが行われ、導入されたのはサンドカラーに塗装されたコルト製ピストルだ。

従来使用されてきたタイプはライトなどが旧式の SUREFIRE 310R や 610R などで既に生産が終了されたモデル。中には従来型 MEU に市販のレイルを装着されたモデルも存在するが海兵隊はレイル規格を定め、トライアルにはコルトの他、スプリングフィールド、カール・リパード・デザインズの中からコルトが勝ち残り当初 4,000 挺を超える導入が決定された。

2012 年では 12,000 挺の導入とパーツ&サポートの 5 年契約を締結する。
コルト社の CEO はこれを喜び「101 年の時を越えて米軍に再び 1911 ピストルを導入されるのは何よりも優秀な証拠である」と公式コメントを残した。

さて、新型 1911「M45A1」では CQB (Close Quarters Battle) と呼ばれる近接戦では必要不可欠のレーザー・ライトなどの光学機に対応。MIL-STD 1913 アクセサリーレイルがフレームに切削加工されている。他にカスタムサイトの老舗「ノバックサイト」のトリチウムタイプも導入、デイ&ナイトに対応している。

MEU、DET-1 キンバーでお馴染みのランヤード付きメイン SP ハウジングも今回採用されている。

ステンレススチールの鍛造ブロックからスライドとフレームが CNC 製法で製作され、パーツのフィッティングは SFA 社の FBI ビューローモデル、レス・ベアー社の FBI H.R.T. ガンと同様にハンドメイドフィッティングされており、月産は非常に少ないと思われる。

自社製品に拘りを入れてサイトとグリップ、マガジンを除けばコルト製で製作されており、外観はセラコートと呼ばれるセラミック塗装が外観に施されている。

市販の 1911 ピストルに比べ、命中精度に影響するバレルフィット、フィーディングランプのガイド加工、スライドストップなどは少しタイト目のフィットで、内部にはセラコートされておらず、当初から快調な作動を行えるようになっている。(ビューローモデルのように潤滑性向上の為に、内部もブラックT加工しているのとコンセプトは違う様だ)

フレームの特徴がレイルなら、スライドの方はシリーズ 80 から採用されたファイアリング・ピン・ブロックセフティをブリーチ側に搭載。これは硬い地面に落としても暴発事故を減らし、特に荒々しい海兵隊にはピッタリの機構と言えよう。

スライドを少し後退させて装填の有無を確認する”プレスチェック”で優位なフロントセレーションも堀が深すぎず、幅も狭すぎず素手でもグローブでも操作しやすい適度なタイミングで切削加工されている。

グリップは G10 でこちらも現代風の CNC 製作による樹脂製グリップ。チェッカーはやや荒めであるが・・・こうしてみるとオーソドックスな 1911 に現代風を少しアレンジしたような、そしてアメリカの象徴でレイルのゴツゴツ感が何とも
海兵隊らしい古くて新しいピストルである。

Marines 2014/07/30
Kit Up! / Military.com 2014/07/31
Text : OCEAN


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