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マサチューセッツ工科大学、体に密着した軽量・柔軟な新しい宇宙服を研究

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マサチューセッツ工科大学、体に密着した軽量・柔軟な新しい宇宙服を研究
マサチューセッツ工科大学は 9 月 18 日、第二の皮膚のような、体に密着した軽量で柔軟な新しい宇宙服の研究について発表した。

従来の宇宙服は、地表の約 3 分の 1 の気圧のガスで満たされた、いわば風船の中に人間が入るような構造になっている。しかしこうした宇宙服は重く、体を動かす際の自由度が大きく制限されている。

体に密着した宇宙服のアイディアは昔からあり、軽量かつ柔軟であることから、将来の月や惑星探査に役立つことが期待されていたが、素材や安全性の問題から、実用化には至っていない。

そこでマサチューセッツ工科大学では、ニッケル・チタンの形状記憶合金を使った方法を考案、間接部に筋肉のような働きをする超小型のバネを組み込み、暖めたり冷やしたりすることで、十分な柔軟性を出すことができたという。

また体に密着する服ということは、着脱が難しいという問題もあるが、これも形状記憶合金によって解決できるという。

ただし、宇宙服を密着させた状態で形を維持するにはどうするか、という問題がまだ残っており、現在はこのバネをロックする機構を組み込むことを検討しているという。

Massachusetts Institute of Technology (MIT) News Office 2014/09/18
Photo-illustration: Jose-Luis Olivares/MIT
Text : 鳥嶋真也 - FM201409


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