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米陸軍 次期ハンドガン選定でベレッタ M9A3 ピストルが検討候補から脱落か

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米陸軍 次期ハンドガン選定でベレッタ M9A3 ピストルが検討候補から脱落か
昨年にお伝えしたアメリカ陸軍MHS(Modular Handgun System)プロジェクトの続報が海外サイトで更新されている。
年末の時点である程度の評価が伝えられ、ベレッタUSAにサンタクロースは訪れなったようだ。なおその一つのサイトでは、このプロジェクトの関係者に近い人物から情報を得て、ベレッタM9A3ピストルの評価は低いと報じている。
内容は陸軍が、新型M9のMHSの要件を満たしていないと主張したようだ。

またスライド側に取り付けれているセフティレバー、兵士が使用する為の信頼性の問題などが指摘されたようだ。(スライド操作の際に安全装置レバーが作動するデザイン上の欠点を指摘している)

対するベレッタも改良の余地はあり変更できると進言した様だが、決定には及ばないようだ。最初のトライアルの際にもSIG P226と競争の際に「何故ベレッタピストル」が採用されたか?は数多くの疑問を残した。

軍の採用は決められた予算で数多くの物品調達を行う事が盛られている。

後は想像に任せるが、一般市場でも92F型のピストルの欠点は存在し、筆者が昔射撃した92Fもファイアリングピン横のブリーチブロックは破損していた。
(当時は製造に関するスチール材の欠点もあったが、あのブローバックとハンマーの打撃ポイント、セフティ周りの構造はそれらを考慮してもタフな設計では無いと思う)

また今回アメリカ軍は費用便益分析(効率的な公共支出の決定を導くことを目的とする分析手法)を徹底的に行ったとも伝えている。

Military.com 2015/01/09
Photo: Beretta M9A3 Gallery
Text: Ocean - FM201501

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