Crye Precision 2015 製品カタログがリリース
先日、好評のうちに終了した米国で開催されたショットショー 2015 だが、早くもCRYE PRECISION(クライ・プレシジョン)から 2015 年版最新カタログがリリースされた。独断と偏見で気になる新製品を紹介する。
CRYE G3 LACシリーズ
このCRYE G3 LACシリーズは同社のG3シリーズと同じ設計に基づいているが、異なる点としてはコンバット・フィールドシャツの肩のベルクロ付ポケットを廃止、コンバット・フィールドパンツの脛部分のポケットを廃止しており、より簡略化されることによって即応性が高い仕様となっている。
これはLE(law enforcement)からの声を反映しているシリーズでありカラー展開がNAVYのみであることからもLE専用だということがわかる。
FIELDSHELL 2
FIELDSHELL 2は以前販売していたFIELDSHELLをよりブラッシュアップしたモデルである。
前作から受け継がれた4方向ストレッチ撥水素材Nano STXを使用しているので通気性に優れ、撥水能力により雨水の浸透を防ぐことができる。
脇部分の換気ジッパーは腕に沿うような形に変更しておりプレートアーマーを着用していてもアクセスすることができるようになっていたり、両腕のポケット・ベルクロもデザインが一新されている点など改良点が確認できる。
JPC2.0
2010年米国ショットショーにて発表された傑作プレートキャリア「JPC-Jumpable Plate Carrier」に追加機能を搭載してブラッシュアップされたものが今回発表された「JPC 2.0」だ。
現役兵士に最も評価が高いと言っても過言ではないJPCだが、今作の改良点は現場からの意見を反映したものとなっているとのこと。
緊急時2ステップで脱着できる機能や、各種アーマーが入るように考慮したストレッチ素材の採用、拡張性を意識した各パーツの追加など使いやすさはそのままに、そしてより機能性を重視したプレートキャリアーとなっている。
HITCOAT
CRYEが特許を出願している新製品HITCOAT (TM)はより危険な環境下での次世代防弾システムとして開発されている。
通常のフルアーマー型防弾ベストより機敏さと可動性に富み、よりリスクが高い戦闘員に多くの防護機能を提供することができる。着脱が簡単なのと防弾パネルが体に自然とフィットするように設計されているため、既存の製品よりストレスが軽減されているのも特長のひとつである。HITCOAT (TM)は2つの部分で構成されており(ベストとスリーブ)別々で運用することも可能である。
2014年米国ショットショーでコンセプトモデルが登場したものの、その後アナウンスは特になかったが今回カタログに登場したことで一般販売が期待されている。
AVS 1000
2013年に発表された最新拡張型プレートキャリアー「AVS-ADAPTIVE VEST SYSTEM」に接続できるバックパックとして開発。
もちろん単体での運用も可能で、左サイドに設けられたドリンクホルダーなど近年の標準的な多機能性バックパックなのだが、最大の特徴としては防弾プレートをバックパック内部に挿入することで高い防護機能を発揮することができる。
2015 Product Guide / Crye Precision 2015/01/28
Text: 恵一郎 - FM201502
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