米海軍の次世代戦闘機にはステルスとスピード性能は不要だ = 米海軍の作戦部長
Defense Tech は 2 月 5 日、米海軍の作戦部長 (CNO) Greenert 大将が、「米海軍の次世代戦闘機にはステルス性能と高いスピード性能は不要だ」と発言したと報じた。
米海軍では現在、F/A-18 を代替するための次世代戦闘機 (F/A-XX) の検討を進めている。現在開発が進められている第 5 世代機の F-35 ライトニング II (Lightning II) がステルス性能をもつ機体であることから、その次の第 6 世代機にも必要だと思われがちである。
しかし Greenert 大将によれば、「ステルス性は過大評価されすぎている」とし、戦闘機がエンジンを噴射して、なおかつ空気を切り裂いて飛ぶ以上は、否応なしに熱は発生するため、結局は探知されてしまうだろうという。
またスピードに関しても、「結局ミサイルは追い越せないのだから、過剰なスピードは必要ない」と否定的な見解を述べたという。
米海軍では現在、F/A-18 を代替するための次世代戦闘機 (F/A-XX) の検討を進めている。現在開発が進められている第 5 世代機の F-35 ライトニング II (Lightning II) がステルス性能をもつ機体であることから、その次の第 6 世代機にも必要だと思われがちである。
しかし Greenert 大将によれば、「ステルス性は過大評価されすぎている」とし、戦闘機がエンジンを噴射して、なおかつ空気を切り裂いて飛ぶ以上は、否応なしに熱は発生するため、結局は探知されてしまうだろうという。
またスピードに関しても、「結局ミサイルは追い越せないのだから、過剰なスピードは必要ない」と否定的な見解を述べたという。
同氏によれば、必要なのは新しい武器だという。例えば現代のステルスとは、レーダーに映りにくくすることに主眼が置かれているが、将来にはもっと別の技術が出てくるかもしれないとし、そうした敵の防空システムを突破して制空権を得るための多種多様な武器を開発し、次世代機は、そうした武器を使いこなすことができる、多くのペイロード容量を持つ機体であるべきだ、という。また、パイロットを乗せるよりも、代わりにセンサーなどを搭載した方が軽量化などに繋がることから、無人機であるべきだ、とも語ったという。
Defense Tech 2015/02/05
Image: A Boeing artist’s conception of a potential design for F/A-XX. Boeing Photo
Image is for illustration purposes only.
Text: 鳥嶋真也 - FM201502
Defense Tech 2015/02/05
Image: A Boeing artist’s conception of a potential design for F/A-XX. Boeing Photo
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Text: 鳥嶋真也 - FM201502
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