米海軍の航続距離を増強した艦上輸送用「HV-22 オスプレイ (仮称)」
USNI News は 4 月 2 日、NAVAIR (U.S. Navy Naval Air Systems Command) が米海軍向けの V-22「オスプレイ」(Osprey) について、燃料搭載量を増やすことによる航続距離の増加や、短波無線システムや機内通信システムの搭載を検討していると報じた。
U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 1st Class Joshua Hammond/Released
Image is for illustration purposes only.
米海軍では、航空母艦に補給物資などを輸送するための艦上輸送機 (Carrier Onboard Delivery, COD) として、V-22 を導入することを決定している。現在艦上輸送機の役目は C-2「グレイハウンド」が務めている。
米海軍では V-22 を艦上輸送機として使用するため、まず航続距離の増加を要求しているという。現在米海兵隊が運用する MV-22B は、24 人の人員を乗せて 428 海里 (約 793 km) を飛行でき、また過去には途中で給油を受け、800 海里 (1,480 km) や 3,400 海里 (約 6,300 km) も飛行した実績を持つ。
しかし、米海軍は途中で給油することなく、1,150 海里 (約 2,130 km) の航続距離を求めているという。そこで乗員数などを減らす代わりに、より多くの燃料を搭載することになるとされている。また長距離通信のために短波無線システム、機内の乗員と連絡しあうための機内通信システムなどの搭載も求められているという。
この海軍向けの機体には、暫定的に HV-22 という名前が付けられているというが、まだ公式には決まっていないという。ちなみに、米海兵隊向けは MV-22、空軍の特殊作戦コマンド向けは CV-22 と名付けられている。
HV-22 の 1 号機の導入は 2020 会計年度に予定されているとのことである。
USNI News 2015/04/02
Text: 鳥嶋真也 - FM201504
しかし、米海軍は途中で給油することなく、1,150 海里 (約 2,130 km) の航続距離を求めているという。そこで乗員数などを減らす代わりに、より多くの燃料を搭載することになるとされている。また長距離通信のために短波無線システム、機内の乗員と連絡しあうための機内通信システムなどの搭載も求められているという。
この海軍向けの機体には、暫定的に HV-22 という名前が付けられているというが、まだ公式には決まっていないという。ちなみに、米海兵隊向けは MV-22、空軍の特殊作戦コマンド向けは CV-22 と名付けられている。
HV-22 の 1 号機の導入は 2020 会計年度に予定されているとのことである。
USNI News 2015/04/02
Text: 鳥嶋真也 - FM201504
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