影のヒーロー、アフガニスタンで激しい銃火の中 19 名もの生命を救った米空軍 PJ
敵の激しい銃火を浴びる中、19 名もの友軍兵士らの生命を救った空軍 PJ にスポットライトを当てたストーリーが、米空軍広報紙に掲載されている。
Christopher “Doug” Widener 上級曹長 (SMSgt: Senior Master Sergeant) は 25 年の軍務を経てこの 4 月に退役。同氏は高校卒業後、一度民間企業へ就職した後に空軍へと入隊。当初は戦闘機のパイロットを目指していたが、ヘリコプター (HH-60 Pave Hawk) の整備士としてそのキャリアを歩んでいる。
救難ミッションの現場で活躍する PJ たちの姿を目の当たりにする中で、次第にその軍務へ魅了されていった同氏。1993 年に PJ 隊員になるべく、その門戸を叩き 2 年と半年に及ぶ選抜課程 (pipeline) を経て、晴れて PJ 隊員となっている。
PJ 隊員への道程は険しく、米軍屈指のタフさで知られている。パラシュート降下の他、潜水やサバイバルといった様々な訓練課程をこなす必要があり、志願者の内 実に 75% 以上もの人が脱落するとも言われている。
軍を退役した現在は、アラスカ州アンカレッジの消防署で第二のキャリアを積んでいる。
176th Wing Public Affairs 2015/04/30
176th Wing Public Affairs 2012/11/03
PJ 隊員への道程は険しく、米軍屈指のタフさで知られている。パラシュート降下の他、潜水やサバイバルといった様々な訓練課程をこなす必要があり、志願者の内 実に 75% 以上もの人が脱落するとも言われている。
選抜課程を通過した後、フロリダ州ハーバートフィールドの第 23 特殊戦術飛行隊 (23rd STS: 23rd Special Tactics Squadron) に PJ として初めて配属となった同氏は、転属を経て、その後 2001 年 9 月 11 日の米国同時多発テロ事件への復讐を掲げた「不朽の自由作戦 (OEF: Operation Enduring Freedom) 」に参加。2003 年、2008 年、2010 年、そして 2012 年と 4 度に渡ってアフガニスタンに派兵されている。
U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Matthew J. Bruch/Released
Image is for illustration purposes only.
Senior Master Sgt. Christopher “Doug” Widener embraces his daughter after receiving a Distinguished Flying Cross with Valor during a ceremony中でも 2010 年 11 月にアフガニスタンでおこなわれた「Operation Bulldog Bite」では、同飛行隊の 2 人のメンバーらと共に、5 日間に渡って立て続けに出撃。25 のミッションに参加し、米軍をはじめ連合軍の兵士 49 名を回収している。その内の 19 名の負傷兵を救出した際、敵の猛烈な銃火が飛び交う中でおこなわれたものだったとのこと。その勇敢で献身的な行動が評価され、2012 年に殊勲飛行十字章 (Distinguished Flying Cross) を受章。同勲章は、PJ 隊員が受け取れる可能性の中で 2 番目に高位のものとされる。
軍を退役した現在は、アラスカ州アンカレッジの消防署で第二のキャリアを積んでいる。
176th Wing Public Affairs 2015/04/30
176th Wing Public Affairs 2012/11/03
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