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米陸軍、新型「バトルフィールド・キッチン」1,500 台を調達予定

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米陸軍が、戦場で兵士に温かい食事を振る舞うに不可欠な「動くレストラン」こと、新型のバトルフィールド・キッチン (BK: Battlefield Kitchen) を開発中。

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バトルフィールド・キッチンは、陸軍のナティック兵士研究開発技術センター (NSRDEC: Natick Soldier Research, Development and Engineering Center) と PM FSS (Product Manager Force Sustainment Systems) による共同開発で進められているもので、1975 年に運用が始まった年代物で陳腐化した「モバイル・キッチン トレーラー (MKT: Mobile Kitchen Trailer) 」のリプレイスを目的としている。

MKT は 1990 年代後半には 4,200 台が使われるまでとなり普及が進められていたが、老朽化と牽引に不向きなその重量から台数が減らされ、現在は 1,600 台にまで縮小されている。
バトルフィールド・キッチンの最初の試作品では、日産で300 名の兵士の腹を満たすよう設計。密閉式燃焼とサーモスタット制御を備えており、焼く、揚げる、炒る、煮るといった調理が、より清潔で静かにおこなうことができる。調理設備においては、20 ~ 40% の燃焼効率が期待されている。

より良い食事提供の環境が整うこのバトルフィールド・キッチンについて、陸軍では、水道や冷蔵庫、電力装置などを含め 1,500 台の購入を計画。2016 から 2018 会計年度での開発が開始され、2019 会計年度での生産開始が予定されている。

USAG Natick Public Affairs 2015/09/29
NSRDEC 2014/04/26

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