さいとう・たかを画業 60 周年企画、劇画版 007 シリーズの復刻版が小学館から発売
「ゴルゴ13」で知られる漫画家:さいとう・たかをの画業60周年記念企画として、小学館よりジェームズ・ボンドの活躍を描いた“さいとう劇画版 007”シリーズの復刻版が12月2日に発売された。復刻版は全4巻となり既に発売済みの第一弾は Vol.1「死ぬのは奴らだ」と Vol.2「サンダーボール作戦」、12月28日発売の第二弾は Vol.3「女王陛下の007」と Vol.4「黄金の銃を持つ男」である。
同作は、小学館の青年向け総合誌「ボーイズライフ」で1964年12月号から1967年8月号に執筆されたシリーズ作品で、大人気漫画「ゴルゴ13」の連載(1968年11月)が始まる前に描かれ“さいとう劇画の原点”と言われており、1968年刊行のオリジナル版は古書店でも入手し辛く“幻の名作”とされている。
いずれのタイトルも映画公開前に発表されており、007原作者イアン・フレミング(Ian Fleming)の小説をベースに、基本設定とアウトライン以外を大幅にアレンジしたオリジナルストーリーとなっている。それまでの漫画に無かったアクション映画のような構成・演出と写実的な作画は、当時の読者を虜にし劇画ブームの火付け役を担ったとされている。
参考価格は、各巻850円税込(Vol.2のみ750円税込)となっている。
Shogakukan 2015/12/02
Text: 弓削島一樹 - FM201512
いずれのタイトルも映画公開前に発表されており、007原作者イアン・フレミング(Ian Fleming)の小説をベースに、基本設定とアウトライン以外を大幅にアレンジしたオリジナルストーリーとなっている。それまでの漫画に無かったアクション映画のような構成・演出と写実的な作画は、当時の読者を虜にし劇画ブームの火付け役を担ったとされている。
尚、現在公開中の映画「007 スペクター」や映画版過去作に登場する犯罪組織:スペクターは、小説版「サンダーボール作戦」が初登場となるが、漫画版では呼称が違うなどの修正が加えられている。
●Vol.1「死ぬのは奴らだ」 NYに極秘任務を帯びてやってきた007=ジェームス・ボンド。任務は金相場を狂わせる犯罪王を倒す事だった!!
●Vol.2「サンダーボール作戦」 原爆を積んだNATOの飛行機が国際陰謀団に奪われ、米英に「金塊を準備できなければ原爆を落とす」と脅迫状が。007が特殊任務を担い!?
●Vol.3「女王陛下の007」 細菌爆弾を使ってある国の乗っ取りを目論む宿敵に、007=ジェームス・ボンドが女王陛下の命運を背負い世界を駆ける!
●Vol.4「黄金の銃を持つ男」 007の同僚がジャマイカで怪死した。死因を探るボンドは世界的暗殺者スカラ・マングの恐るべき暗殺者養成計画を知り!?
<小学館HPより抜粋>
参考価格は、各巻850円税込(Vol.2のみ750円税込)となっている。
Shogakukan 2015/12/02
Text: 弓削島一樹 - FM201512
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