米陸軍参謀総長、MHS プログラムの中止を模索。陸軍特殊部隊での Glock 19 購入を言及
米陸軍参謀総長 (CSA: Chief of Staff of the Army) のマーク・ミリー (Mark A. Milley) 大将が 10 日、ワシントンで開催されたカンファレンスの席で、「お役所仕事の最たる例」だとして軍の新制式ハンドガン「MHS (Modular Handgun System) 」プログラムを取り上げて糾弾。計画断念の方法を模索しているとのこと。
Photo Credit: Spc. Jeffrey Moore
また一方で、計画に便乗 (piggy-backing) する格好で陸軍特殊作戦コマンド (ASOC: Army Special Operations Command) のピストル調達について言及しており、Glock 19 の購入を試みていることが示されている。
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コンパクトモデルの Glock 19 は、4 インチバレルを有し、装弾数は 15 発。グロックシリーズの中でも最も人気があるモデルの 1 つに数えられる。新型の Glock 19 の小売価格が 500 ~ 600 ドル (=約 56,000 円~ 67,000 円) であるのに対して、Military.com では関係筋の話として、陸軍特殊作戦コマンドが現在、1 挺当たり 320 ドル (=約 36,000 円) のベース価格の支払いを示していると報じている。
General Mark A. Milley / U.S. DoD
昨年 8 月に連邦事業機会 (FBO: Federal Business Opportunities) の公告の中で、特殊作戦コマンド (SOCOM) 向けにグロックピストルシリーズの調達が示されており、Glock 19 もその中に含まれていることから、既に少数量が納められている模様。
また遡ること 2012 年には、国防産業協会 (NDIA: National Defense Industrial Association) が提示した、特殊部隊の陸上戦力における装備を示す資料の中でも Glock 19 が登場している。それによると、武器の新たな取り組みとして、全ての特殊部隊における評価の項目が示されており、2009 会計年度を変遷期間とし、Glock 19 は「戦闘強襲ピストル (CAP: Combat Assault Pistol) 」として紹介されている。
Capture screen: Weapons Initiatives / NDIA Equipping the SOF Ground Combatant
Kit-up 2016/03/21
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