インド治安部隊向け小火器製造を見据え、国内企業とイタリア銃器メーカーが業務提携に向けて協議
インド治安部隊への小火器製造を見据え、同国内の企業とイタリア名門銃器メーカーの間で、ジョイントベンチャー設立に向けた業務提携の議論が進行している。
Photo: via Indian Naval Academy (INA)
Image is for illustration purposes only.
地元紙ザ・タイム・オブ・インディアの報道によると、同国のカリヤニ・グループ (Kalyani Group) と、ベレッタ・ディフェンス傘下のファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ社 (Fabbrica D'armi Pietro Beretta S.p.A) が、戦略的パートナーに向けた事前協議を交わしているとのこと。
カリヤニ・グループは、1960 年代中頃に創設されたインドを代表する主要企業の 1 つ。自動車用をはじめとした各種産業用品の開発・製造の他、再生エネルギーや特殊化学品、防衛機器など、7 つの分野を中心に展開している。
Capture screen: Kalyani Group official website
カリヤニ社側は、ベレッタ社の持つ小火器分野における先進技術とそのノウハウを投入することで、兵士の携行する小火器の近代化を図り、世界水準に引き上げたい考え。
インド軍では国産の INSAS (Indian National Small Arms System) に満足できず、新たな小銃選定作業を開始した経緯を持つ。2014 年 6 月には、陸軍がカービン選定のトライアルを実施しており、ベレッタ社は ARX-160 をコンペに投入している。
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The Time of INDIA 2016/03/30
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