「海兵隊員になりたい」EOD チームが先天性の心臓病を抱えた少年の夢を叶える
先天性の重い心臓病を抱えた少年の夢は「海兵隊員」になること。ボランティア団体の企画を通じてその願い事が叶えられた。
U.S. Marine Corps photo by Sgt. Laura Gauna/released
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ネイサン・アルダコ (Nathan Aldaco) くん (12 歳) は、若年層では稀な心臓病と診断された。ネイサンくんの心臓の左側 (左心) は、先天的に極度に未熟な「左心低形成症候群 (HLHS: Hypoplastic Left Heart Syndrome) 」と診断され、過去に何度も外科手術を受けている。子供ながらも病気との闘いの中で「生きること」を学び、家族の温かい支えの中ですくすくと成長した。
そんなネイサンくんの家族が昨年、難病などに苦しむ子供の夢を叶える活動をおこなっている国際的ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ (Make-A-Wish Foundation) 」へ連絡を取った。ネイサンくんの願い事は、格好いいユニフォームに身を包み、大きな軍用車両に乗って、メダルセレモニーに加わり、海兵隊員らと共に訓練をすること。これらリクエスト内容が、第 1 海兵隊兵站グループに送られた。
ネイサンくんは爆発物処理 (EOD: Explosive Ordnance Disposal) チームに帯同して爆発物の無力化を体験。その後は MRAP (Mine Resistant Ambush Protected vehicle, 対地雷待ち伏せ防護型車両) 車輌に同乗し、EOD ロボットによる TNT や C4、ダイナマイトといった爆発物の除去作業を見学した。EOD チームと行動を共にしている間、ネイサンくんとその家族は、普段海兵隊員らが食事に摂る戦闘糧食 MRE (Meals Ready to Eat) を口にして、隊員の生活を満喫した。
事前にリストアップされていた「夢の一日のリスト」を一通り終え、通常は 7 ~ 15 年の経験が必要とされる「マスター EOD」バッジがネイサンくんに贈られている。
少年の夢の実現に当たって、第 7 工兵支援大隊は「我々はネイサンが海兵隊ファミリーの一員のように受け入れたかった。我々 (の職務) は米国民への奉仕であり、ネイサンは米国民の一員である。我々はまさに彼の願いを叶えることができた」としている。
心臓の状況次第では今後、ネイサンくんには更なる外科手術が待ち受けている。
そんなネイサンくんの家族が昨年、難病などに苦しむ子供の夢を叶える活動をおこなっている国際的ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ (Make-A-Wish Foundation) 」へ連絡を取った。ネイサンくんの願い事は、格好いいユニフォームに身を包み、大きな軍用車両に乗って、メダルセレモニーに加わり、海兵隊員らと共に訓練をすること。これらリクエスト内容が、第 1 海兵隊兵站グループに送られた。
3 月 24 日、カリフォルニア州キャンプ・ペンドルトンの海兵隊基地で、ネイサンくんは第 7 工兵支援大隊と共に「名誉海兵隊員 (honorary devil dog) 」として迎え入れられた。
U.S. Marine Corps photo by Sgt. Laura Gauna/released
ネイサンくんは爆発物処理 (EOD: Explosive Ordnance Disposal) チームに帯同して爆発物の無力化を体験。その後は MRAP (Mine Resistant Ambush Protected vehicle, 対地雷待ち伏せ防護型車両) 車輌に同乗し、EOD ロボットによる TNT や C4、ダイナマイトといった爆発物の除去作業を見学した。EOD チームと行動を共にしている間、ネイサンくんとその家族は、普段海兵隊員らが食事に摂る戦闘糧食 MRE (Meals Ready to Eat) を口にして、隊員の生活を満喫した。
息子の夢が叶えられた様子を見ていた母・レベッカ (Rebecca) さんは、「想像していた以上の内容をやって頂きました。この先ずっと彼の心の中に、今日経験した素晴らしい思い出が残り続けるでしょう。家族みんなで良い経験ができ、楽しむことができました」と述べている。
U.S. Marine Corps photo by Sgt. Laura Gauna/released
事前にリストアップされていた「夢の一日のリスト」を一通り終え、通常は 7 ~ 15 年の経験が必要とされる「マスター EOD」バッジがネイサンくんに贈られている。
少年の夢の実現に当たって、第 7 工兵支援大隊は「我々はネイサンが海兵隊ファミリーの一員のように受け入れたかった。我々 (の職務) は米国民への奉仕であり、ネイサンは米国民の一員である。我々はまさに彼の願いを叶えることができた」としている。
心臓の状況次第では今後、ネイサンくんには更なる外科手術が待ち受けている。
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