第二次大戦下に日・独の航空機を撃墜させた米海軍唯一のエースパイロットが 100 機目のメモリアル飛行
米海軍で唯一、第二次大戦下にドイツ軍と日本軍の航空機を撃墜させた実績を持つ「伝説のエースパイロット」が最近、海軍航空基地の生誕地として知られるノースアイランド海軍航空基地において、100 機目の航空機によるメモリアル飛行を飾った。
U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Paolo Bayas/Released
The Legacy of WWII Dean "Diz" Lairdディーン・レアード (Dean "Diz" Laird) 退役海軍中佐 (95 歳) は、第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争に出征し、175 回の戦闘・訓練任務で活躍した歴戦のエースパイロット。海軍初のジェット戦闘機による飛行隊を経験した他、ジェット戦闘機による空母ミッドウェイに着艦した初のパイロットであり、ストレートデッキキャリアにおいて最も多くの拘束着艦 (arrested landing) をおこなった人物でもある。
7 月 9 日、この日レアード氏は「フライング・イーグル (Flying Eagles) 」こと、カリフォルニア州リムーア海軍航空基地に所在する第 122 戦闘攻撃飛行隊 (VFA-122) で機種転換訓練のインストラクターパイロットを務めるニコル・ジョンソン (Nicole Johnson) 少佐と共に、100 機目の航空機としてビーチクラフト製 T-34 ターボメンター (Turbomentor) の後部シートに搭乗した。
ジョンソン少佐曰く「レアード氏がエースパイロットとして活躍されていた時代と、今日の航空機事情は大きく異なります。我々はそのキャリアの大部分を空対空の訓練をおこなっていますが、今となってはそうしたケースが発生することは極めて稀 (まれ) となっています。彼のような人物と会話し、共に空を飛べたことは素晴らしくあり光栄です」と語った。
また、自身の 12 年におよぶ飛行キャリアの中で 15 機を乗り渡った経歴を持つジョンソン少佐はレアード氏について「100 機の異なる航空機に搭乗することは、どんなパイロットにおいても、とてつもなく素晴らしいことです」として称賛を送っている。
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