アメリカ陸軍が7.62mm口径の「過渡的小銃」の情報提供を募集開始
先日から様々な噂が飛び交っているアメリカ陸軍の新小銃について、先日「過渡的小銃」として市販の7.62mm口径の小銃に関する情報提供を呼びかける公告を出した。
Screen shot from PM Soldier Weapons Portfolio
今回募集しているのは過渡的戦闘小銃(Interim Combat Service Rifle……ICSR)と呼称されるもの。「過渡的」という語が表す通り、近い将来採用されるとされる新小銃までのつなぎとなる小銃となる。このため開発に時間がかからないCOTS(既存の市販品)を対象としており、新規開発、あるいは軍向けの特殊仕様のものなどは対象外となる。
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陸軍が「望ましい」とするスペックは7.62×51mm口径で、バレル長は16ないしは20インチ程度まで。銃口にはコンペンセイター、フラッシュハイダー、サプレッサー等を装着可能なことが条件。重量はオプションなしで12ポンド(約5.4kg)以下。
操作系は左右両方からコントロールできるもので、セミオート/フルオート切り替えが可能なもの。銃床は伸縮ないしは折り畳み式。アクセサリは支給のスリングが使えることに加え、フォアグリップまたはバイポッドが装着できること、また弾倉は装弾数20発以上であることが指定されている。
バックアップ用照準器は600mに対応したもの、そしてハンドガードに装着されたフォワードレールは長いタイプのもの(Extended)という指定がある。
アメリカ軍は小火器の大口径化をすすめているが、小火器の変更は火器そのものだけでなく訓練システムや弾倉ポーチなどの装備、射撃場のシステム、戦術などありとあらゆるものを変更するコストがかかる。
5.56mmと7.62mmを比較した際、平均的な交戦距離においての威力に大きな変化はないにも関わらず、同じ重さでは携行弾数が4割以上減少する。こうしたデメリットやコストをかけてまで「過渡的」な小銃を導入することには疑問の声もあるようだ。
Source: Interim Combat Service Rifle (ICSR) - Federal Business Opportunities: Opportunities
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201706
操作系は左右両方からコントロールできるもので、セミオート/フルオート切り替えが可能なもの。銃床は伸縮ないしは折り畳み式。アクセサリは支給のスリングが使えることに加え、フォアグリップまたはバイポッドが装着できること、また弾倉は装弾数20発以上であることが指定されている。
バックアップ用照準器は600mに対応したもの、そしてハンドガードに装着されたフォワードレールは長いタイプのもの(Extended)という指定がある。
アメリカ軍は小火器の大口径化をすすめているが、小火器の変更は火器そのものだけでなく訓練システムや弾倉ポーチなどの装備、射撃場のシステム、戦術などありとあらゆるものを変更するコストがかかる。
5.56mmと7.62mmを比較した際、平均的な交戦距離においての威力に大きな変化はないにも関わらず、同じ重さでは携行弾数が4割以上減少する。こうしたデメリットやコストをかけてまで「過渡的」な小銃を導入することには疑問の声もあるようだ。
Source: Interim Combat Service Rifle (ICSR) - Federal Business Opportunities: Opportunities
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201706
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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