アメリカの愛好家チームが射程約4,600メートルの超長距離射撃に成功
先日、アメリカの長距離精密射撃愛好家チームが5025.7ヤード(約4600メートル)の射撃に成功したことが話題となっている。
大記録を達成したのは元海軍特殊部隊の狙撃手であり、長距離精密射撃のカスタムショップ「Charlie Mike Precision」を経営するチャーリー・メルトン氏。40インチ(約1メートル)のターゲットに対して1バッチ10発ずつ射撃しながら装薬量を調整し、第3バッチの7発目、37発目で見事命中させることに成功した。滞空時間は13秒近くなった。
大記録を達成したのは元海軍特殊部隊の狙撃手であり、長距離精密射撃のカスタムショップ「Charlie Mike Precision」を経営するチャーリー・メルトン氏。40インチ(約1メートル)のターゲットに対して1バッチ10発ずつ射撃しながら装薬量を調整し、第3バッチの7発目、37発目で見事命中させることに成功した。滞空時間は13秒近くなった。
使用されたライフルはメルトン氏が、ガンスミスであるブラッド・ステア氏とともにカスタマイズしたアーマライト・AR-30。31インチのPac-Nor製銃身のアクションにNightforce NXS 12-45x56mmを搭載。弾薬は.408シャイタックを改良し増薬した.408 Tejasを使用している。
こうした長距離射撃では弾道の落差がスコープの調整可能な範囲を大きく超えてしまう。これを補うべく極端に前傾したマウントベースが使用されたが、今回のチャレンジではこれに加えてスコープ前部にTACOM社の「Charlie TARACS」と呼ばれるプリズムが装着されている。
これは潜望鏡と似たような仕組みになっており、像の位置を光学的に補正することでレティクルや鏡筒の角度を変更したのと同じ効果を得られるようになっている。これを用いれば100ヤード(約90メートル)でゼロインしたライフルで、狙点を変えずに1000メートル超のターゲットを撃つことも可能である。カナダ軍の狙撃手が3450メートルで狙撃を成功させた際も同様のデバイスが用いられたと考えられている。
参考:
カナダ軍特殊部隊JTF-2スナイパーが、3,450メートルの狙撃を成功。世界最長距離の公認狙撃記録を大幅更新 - ミリブロNews
【特集】世界最長狙撃を可能にしたスナイパーライフル「マクミランTAC-50」 - ミリブロNews
Source: Americans Set New Long Range World Record! 5,000 yards (2.84 miles) - GunsAmerica Digest
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201711
こうした長距離射撃では弾道の落差がスコープの調整可能な範囲を大きく超えてしまう。これを補うべく極端に前傾したマウントベースが使用されたが、今回のチャレンジではこれに加えてスコープ前部にTACOM社の「Charlie TARACS」と呼ばれるプリズムが装着されている。
これは潜望鏡と似たような仕組みになっており、像の位置を光学的に補正することでレティクルや鏡筒の角度を変更したのと同じ効果を得られるようになっている。これを用いれば100ヤード(約90メートル)でゼロインしたライフルで、狙点を変えずに1000メートル超のターゲットを撃つことも可能である。カナダ軍の狙撃手が3450メートルで狙撃を成功させた際も同様のデバイスが用いられたと考えられている。
参考:
カナダ軍特殊部隊JTF-2スナイパーが、3,450メートルの狙撃を成功。世界最長距離の公認狙撃記録を大幅更新 - ミリブロNews
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Source: Americans Set New Long Range World Record! 5,000 yards (2.84 miles) - GunsAmerica Digest
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Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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