米軍特殊部隊員が「ジェットパック」で空を飛ぶ日がくるかもしれない
垂直離陸・着陸を自由に行える個人用飛行デバイス(Individual Lift Device……ILD)の研究は戦後盛んに行われてきたが、未だ実用的なものは出てきていない。しかし米軍特殊部隊司令部SOCOMはこの未来のガジェットに注目、民間企業と共同で開発を進めているという。
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カリフォルニア州に拠点を置くJetPack Aviation社は、個人が背負って飛行する「ジェットパック」を開発している。その進歩はめざましく、社長のメイマン氏は2015年に、ジェットパックを使用した飛行計画としては歴史上初めて連邦飛行局からの許可を取得し、同社のJB-9ジェットパックで自由の女神像の周りを飛行した。
そして、2016年にSOCOMと共同開発で合意。以来、ジェットパック本体やその訓練プログラムを開発している。
これまでのジェットパックの飛行時間が数十秒単位であったところ、現在開発中のものは最高速度時速200マイル(約320キロメートル)、飛行時間約10分まで性能が向上した。また燃料も入手性のよいケロシンが使用できるようになった。
目下の技術的課題は性能の向上はもちろんだが、現在の軍用車両に搭載・運搬できる重量・サイズに収めることであるという。また万が一の故障に備えた、軽量小型の緊急脱出システムも欠かすことができない。比較的低速・低空での脱出が考えられるため、高速に展開するパラシュートやエアバッグなどの使用が検討されている。
なお、この「特殊部隊用」ジェットパックについては購入後のトレースが困難で悪用されかねないことから、軍/警察向けのみの販売になる予定になるという。
Source: The age of true jetpack flight is near, and Special Operations Command wants in on it - News - Stripes
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201902
World's only JetPack flies in New York - YouTube
そして、2016年にSOCOMと共同開発で合意。以来、ジェットパック本体やその訓練プログラムを開発している。
これまでのジェットパックの飛行時間が数十秒単位であったところ、現在開発中のものは最高速度時速200マイル(約320キロメートル)、飛行時間約10分まで性能が向上した。また燃料も入手性のよいケロシンが使用できるようになった。
目下の技術的課題は性能の向上はもちろんだが、現在の軍用車両に搭載・運搬できる重量・サイズに収めることであるという。また万が一の故障に備えた、軽量小型の緊急脱出システムも欠かすことができない。比較的低速・低空での脱出が考えられるため、高速に展開するパラシュートやエアバッグなどの使用が検討されている。
なお、この「特殊部隊用」ジェットパックについては購入後のトレースが困難で悪用されかねないことから、軍/警察向けのみの販売になる予定になるという。
Source: The age of true jetpack flight is near, and Special Operations Command wants in on it - News - Stripes
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201902
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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