夜間戦闘時に圧倒的なパフォーマンス、米陸軍の最新ワイレスウェポンサイト計画「ENVG III/FWS-I」
英国の軍需大手 BAE システムズは 4 日、米陸軍から FWS-I (Family of Weapon Sights-Individual) の生産開始に関する 1,350 万ドル (=約 13 億 9,000 万円) の受注を発表。併せて ENVG III/FWS-I による夜間戦闘時における圧倒的なパフォーマンスを示したトレーラーを公開している。
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今日の戦闘環境下では、夜間などの暗闇や、荒廃した市街地に立ち込める酷い煙、僻地での悪天候など、ヒトの裸眼だけでは視界の優れない条件でも視野を確保することが、兵士にとっての最大限のアドバンテージに繋がる。
Photo: via BAE Systems
同社は「これらの先進的な技術が投入されたウェポンサイトシステムは、如何なる照明環境下であっても、また天候状況にも左右されず、敵を精確に捕捉することができ、任務をより安全且つ効果的にこなすに寄与するだろう」「非冷却赤外線サーマルウェポンサイトによって、1,000 メートル以上先のターゲットをクリアな視界で捕捉できる」としており、製品の出来栄えに自信をみせている。
この革新的な RTA ソリューションは、無線接続を使うことでウェポンサイト越しの映像を兵士が装着しているゴーグルに対して直接的に提供。その為、視線を上げる必要無く、ターゲットの位置を捕捉し、射撃姿勢に関係なく攻撃を仕掛けることができる。
射手自身の露出を最小限に抑え、障害物越しにライフルだけを敵に向けて精確に射貫くことすら容易としている。
低率初期生産契約の下、同社は陸軍が進めている ENVG III/FWS-I 計画に向けた 5 ヶ年契約の一部として、100 セットのウェポンサイトシステムをデリバリーする予定。
クリップオン式のサイトについては、M4 カービン、M16A4 ライフル、M249 分隊支援火器 (SAW: Squad Automatic Weapon)、M136 AT4 対戦車無反動砲、M141 掩蔽壕破壊弾に搭載可能としており、ENVG III とシームレスに接続することで、生存性と攻撃性の向上に繋げることができる。
Photo Credit: U.S. Army illustration
ENVG III システムとの接続時、FWS-I と RTA (Rapid Target Acquisition) モジュールによって、ターゲットへ交戦を仕掛ける時間が劇的に短縮。RTA は、BAE システムズが米陸軍の夜間暗視電子センサー局と共同して、夜間暗視ゴーグルとサーマルウェポンサイトという 2 つの異なる装置との統合化をおこなっている。
Image: Rapid Target Acquisition (RTA) / via BAE Systems
この革新的な RTA ソリューションは、無線接続を使うことでウェポンサイト越しの映像を兵士が装着しているゴーグルに対して直接的に提供。その為、視線を上げる必要無く、ターゲットの位置を捕捉し、射撃姿勢に関係なく攻撃を仕掛けることができる。
射手自身の露出を最小限に抑え、障害物越しにライフルだけを敵に向けて精確に射貫くことすら容易としている。
低率初期生産契約の下、同社は陸軍が進めている ENVG III/FWS-I 計画に向けた 5 ヶ年契約の一部として、100 セットのウェポンサイトシステムをデリバリーする予定。
タグ :Rapid Target AcquisitionRTAENVG IIIEnhanced Night Vision Goggle IIIFamily of Weapon Sight-Individualサーマルウェポンサイトナイトビジョン夜間暗視ゴーグル
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