3M社の防毒マスク用バルブカバーの3Dデータをフォワード・シンキング・ソリューションが無料公開
Photo from Forward Thinking Solutions
銃器用アクセサリーパーツなどの3Dデータを作成しているフォワード・シンキング・ソリューション(Forward Thinking Solutions)が、3M社の防毒マスク面体 6000シリーズに対応したバルブカバー『Cover-Inhalation Port, Gen 4 (CIP-Gen4)』の3Dデータを無料公開した。
Photo from Forward Thinking Solutions
『Cover-Inhalation Port, Gen 4 (CIP-Gen4)』はマスクの吸収缶カートリッジ用ポートを塞ぐためのカバー。同マスクは吸収缶カートリッジを2個装着して使用する仕様だが、CIPを用いて1か所を塞ぐことでカートリッジを節約することができる。純正パーツのバルブカバーもあるが入手性が低く、マスクの入手難も鑑みてフォワード・シンキング・ソリューションは無料公開を決めたとのこと。
とかく薄くロープロファイルな形状になるよう形状に工夫があり、着脱時に指をかけやすい凹凸が側面に施されている。
3M防毒マスク面体 6000 : Photo from 3Ms
防毒マスク面体 6000はアメリカでは入手しやすく、N95防じんマスクよりも装着した時の負担が少ないが、大きな吸収缶を2つ使うのがサイズ・補充の面から問題である。CIPによって流量や吸収缶の消耗は不利になるが、マスクが不足する現状では大きな助けになるだろう。また、警備要員などライフルを構えなければならない人には銃床に頬付けしやすくなるというメリットもある。
使用上の注意点として、マスクのポート基部に装着されているガスケット(オレンジ色のパーツ)を外さないことと、嵌まり具合と気密性の確認を挙げている。また、抗菌フィラメントでの印刷を強く推奨している。一般的なフィラメントの場合は、菌の繁殖を防ぐために時より石鹼水やアルコールでの洗浄が必要となる。またSLS方式、カーボンフィラメントの使用など、肺に吸い込んだ時に問題が出る可能性のある方式、素材での出力は推奨されない。
Source:
CIP-GEN4 3M Respirator Port Cover by Forward Thinking Solutions
Forward Thinking Solutions Shares 3D Printer File For Valve Cover for 3M Masks
Text: 弓削島一樹
使用上の注意点として、マスクのポート基部に装着されているガスケット(オレンジ色のパーツ)を外さないことと、嵌まり具合と気密性の確認を挙げている。また、抗菌フィラメントでの印刷を強く推奨している。一般的なフィラメントの場合は、菌の繁殖を防ぐために時より石鹼水やアルコールでの洗浄が必要となる。またSLS方式、カーボンフィラメントの使用など、肺に吸い込んだ時に問題が出る可能性のある方式、素材での出力は推奨されない。
Source:
CIP-GEN4 3M Respirator Port Cover by Forward Thinking Solutions
Forward Thinking Solutions Shares 3D Printer File For Valve Cover for 3M Masks
Text: 弓削島一樹
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