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コルト・カナダ社、ジェネラル・ダイナミクス社、アメリカ海兵隊、カナダ軍、イギリス国防省などが開発に参加している兵士用統合情報ネットワークシステム「SWORD (Soldier Weapon Observation Reconnaissance Device) 」について、先日、アメリカ陸軍がフォート・ベニングで開催されたプロトタイプ兵器の見本市・実験会「AEWE2017」にてテストを行った。

SWORDは個人・小部隊レベルで使用されるC2（指揮統制）システム。地図の表示、地形分析、ナビゲーション、目標の位置と距離など兵士が戦場で必要とする情報や指揮官からの指示を表示することができる。照準器と組み合わせれば、遮蔽物の向こうにある目標に向けてグレネードを撃ち込む、など自分からは見えない位置にあるものを射撃できる。

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最大の特長は市販のAndroidスマートフォンをそのまま使用するCOTS（市販品をそのまま使用する装備）であることで、これにより安価・迅速・大量に配備を行うことが可能となる。

兵士個人の携行弾数に物理的限界がある以上、どの目標に射撃を集中させるか的確な指示を出せるということには大きな意味がある。こうしたシステムに陸軍が興味を示すのは必然といえる。

カナダ軍ではSWORDシステムに接続できるデジタル式照準器を搭載したライフルの開発が進められているが、AEWE2017でもこれに似たライフルが実験されている。ストックにバッテリーが搭載され、ハンドガード内部の配線によって電源を供給するほか機器同士での情報・信号のやりとりが可能になっている。

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AEWE2017では他にもM4用一体型静音アッパーレシーバーグループのプロトタイプなど先進的な銃火器のテストが行われた。

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Source: Army Expeditionary Warrior Experiments Facebook Page 2016/11/19

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201612

Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。