元米陸軍レンジャーの伝説的スナイパーが教える「作戦を成功させるための装備の作り方」

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バッテリーが切れてしまったから、武器が撃てなくなったから……軍事作戦はほんの些細なことで成功と失敗が分かれてしまう。「失敗する可能性のあることは失敗する」というマーフィーの法則を受け入れ、自分の装備とそれを維持する技術を得ることは不可欠だ、と元陸軍レンジャーの伝説的なスナイパー、ニコラス・「死神」・アーヴィングはいう。

作戦を成功に導くためには、装備のどんな点に注意すべきなのだろうか。
1. 靴
「ブーツは簡単なメンテナンスで長持ちする」どろどろの沼から広大な砂漠までありとあらゆる場所で行動しなければならないレンジャーにとって、どの靴を選ぶのかはもちろん、どう手入れするのかも重要だ。基本的には自分の足と同じように定期的に乾かし、清掃しなければならない。

そして重要なのは靴紐だという。靴紐は人間の汗やその他の色々なものを吸ってしまう。このまま乾かしてしまうと紐が痛むため、時々取り外して洗うこと。

2. ポーチの整理
「最初にキットを整理する重要性に気づいたのはデルタとともにイラクで強襲作戦に参加した時だった。彼らはとても速かった」不必要なポーチ類は装備を重たくするだけでなく、あちこち引っかかったり音を立てたりする。必要な装備を厳選し、配置に気をつけてよく整理することが重要だという。

装備の引っかかりをなくすために、アーヴィングはウェビングの端を束ねたり、ポーチ類をダクトテープや糸でくくりつけてしまうことを勧めている。ただし無駄な装備を省く一方で、絶対に省いてはいけない装備もあるという。「交換用の予備バッテリーとアイプロテクションの替えレンズ、そして射撃用グローブだ」

3. 弾倉
「銃にエサをやるのはあなたの仕事だ。弾倉の整備は銃自体の整備と同じくらい重要だ」汚れたり壊れたりした弾倉は銃のジャムの原因となる。バネがスムーズに動くか確かめゴミは全部掃除しておく。頻繁に潤滑するのも大事だ。そしてリップが曲がったり割れたりして、フィーディングに影響がないかどうかもよく確かめる必要がある。

4. 銃
「銃は必須だ。これがなければ家に帰ってクールな冒険譚を話すこともできない」銃は元々丈夫なものだが、戦場ではケアが必要になる。薬室とアクションは可能な限り清掃しておくことと、特にアクションはよく潤滑しておくことが動作不良を防ぐポイントだ。ただし潤滑材の使いすぎは、ほこりやカーボンが付着しやすくなる原因となるので注意が必要である。

5. 体と体調のケア
「人体とは機械にほかならない。性能を発揮するには日常的なメンテナンスが必要だ」最も重要な装備は自分自身の体であるので休息や食事には気を使いたい。特に水分補給は大事だ。アーヴィングはパトロールの前日の晩から水分を多めに摂取することを推奨している。

何を食べるのかも重要だ。アーヴィングは長期の作戦行動ではパスタを食べカーボ・ローディングしておくことを勧めている。柔軟体操も大事だ。戦場で足をひねったら帰ることになるか動けなくなって死ぬことになる、とその重要性を強調している。

ニコラス・アーヴィングは1987年生まれ。当初はSEALsを志望していたが色盲テストに合格しないため陸軍レンジャーを目指す。イラク・アフガニスタンでは33人を狙撃し「Reaper(死神) 33」と呼ばれるように。退役後はTVの世界でキャリアを積んでいる。自伝はTVドラマ化される予定である。

Source: Here’s How A Direct-Action Sniper Maintains His Gear In The Field

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201612
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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