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フランス海軍特殊部隊「コマンドー・ユベル」の隊員2名がブルキナファソの人質救出作戦で戦死。人質4名を救出

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フランス海軍特殊部隊「コマンドー・ユベル」の隊員2名がブルキナファソの人質救出作戦で戦死。人質4名を救出
Cedric de Pierrepont, left, and Alain Bertoncello, the two French commandos killed in the raid.
CREDIT: FRENCH ARMY
フランスがブルキナファソで人質救出作戦を実行。夜間襲撃作戦の中で軍特殊部隊員×2名の犠牲を出しながらも、フランス人2名と米国人1名、韓国人1名、計4名の市民を救出した。
ベナンのパンジャーリ国立公園を観光で訪れていたピアノ教師Laurent Lassimouillasさん(46歳)と宝石商のPatrick Picqueさん(51歳)(両名を「音楽教師」と伝えているメディアもある)が行方不明となり、その3日後に同園内で彼らの現地ガイドが無数の銃弾を浴びた惨殺体で見付かった。
同地域については、フランス当局が事前に渡航警告を発している。

フランスは2名の行方を追跡するため米国の情報支援を受け、人質がベナンからマリまでブルキナファソ東部の砂漠帯を移送されることを把握。「マシーナ解放戦線(Katibat Macina, or a.k.a. "MLF"...Macina Liberation Front)」に引き渡される計画だったと考えられている。

マリへ移送されることを阻止する最後の機会と踏んだフランスは、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領承認の下で夜襲作戦を決行。陸軍のフランソワ・ルコワントル(Francois Lecointre)司令官は後の記者会見で「マシーナの手に渡ると救出は極めて困難だ」と語っている。

また、フロランス・パルリ(Florence Parly)国防大臣は「特殊部隊の作戦に当たって米国の諜報部隊の支援があったにもかかわらず、米国は自国の市民が人質となっていたこに気付いていなかった」と語り、米韓の人質女性については事前の情報に無く、現場で発見されたことが分かっている。

作戦には、アフリカ・サヘル地域の「バルハン作戦(Operation Barkhane)」で展開していた海軍特殊部隊「コマンドー・ユベル(Commando Hubert)」が参加。
犠牲となったのは、「タスクフォース・セイバー(Task Force Sabre)」としてブルキナファソに展開していた「セルドリック・デ・ピエルポン(Cedric de Pierrepont)」隊員(32歳)と「アラン・バトンチェロ(Alain Bertoncello)」隊員(27歳)。

デ・ピエルポン隊員は、高校卒業後の2004年に海軍入隊。2007年にコマンド課程をパスし、2012年のコンバット・スイマー課程を経て、対テロ・人質救出に特化したコマンドー・ユベールの一員となっている。そしてこれまでの15年間に渡るキャリアの中で、地中海地域、イラク、シリア、サヘル地域でのディプロイメントを経験している。

マクロン大統領は、犠牲となった精鋭兵士2名に対して、14日に国を挙げて喪に服す計画を明かしている。

Source: Two commandos killed as French special forces free four hostages in Burkina Faso, French special forces rescue hostages in a deadly Burkina Faso raid

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