NEWS

『SFP9』ピストルの受領が進むドイツ州警察。調達単価は1挺380ユーロ(約4.5万円)以下

海外軍事 Comments(2)
『SFP9』ピストルの受領が進むドイツ州警察。調達単価は1挺380ユーロ(約4.5万円)以下
Photo: Wikimedia Commons.
This photo is for illustrative purposes only.
ドイツ北西部、ニーダーザクセン州の警察で、新型サービスピストル『SFP9』への切り替えが半分を超えた。

ドイツ通信社(DPA)は、「2015年以降、H&K製SFP9×約11,500挺が調達されている」「法執行官×18,250名と警察学校卒業生×3,880名が受け取る見込み」「2002年以来サービスピストルとして利用されてきた、同じくH&K製「P2000」ピストルの生産終了に伴うもの」と報じている。

関連記事:
独バイエルン州警察が新制式拳銃H&K SFP9を今夏にも受領
またDPAは、「この切り替えに当たって、これまでに435万ユーロ(=約5.2億円)が投入されており、1挺当たりで380ユーロ(約4.5万円)以下の換算になる」と示している。

ちなみに陸上自衛隊も同じくSFP9ピストルを新型拳銃として採用を決めているが、本邦防衛省の発表によると、こちらの量産単価は1式当たり約7万円。導入後に必要となる維持・運用に要する経費を含めたライフサイクルコストは、約27億円(1.4万式取得時)の見積りであったことが示されている。

関連記事:
防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表

なお、「精確な射撃ができない」としてベルリン警察がSFP9×1,300挺をH&K社に返送していた件については解決されている。これは地元紙「ベルリナー・モルゲンポスト」による2019年4月末付の記事での中で明らかとなっており、「当初は欠陥の発覚によって納品が順調に進まなかったものの、SFP9の問題は解消された」「ベルリン警察は4月初旬に、新型拳銃SFP9を使った大規模な訓練を開始しており、2021年12月までに全ての警察官がその訓練課程を終えなければならない」「2019年秋以降、訓練を終えたばかりの新しい警察学生は、スタンダード・ピストルとしてSFP9を使用する」と示されている。

そして今回の切り替えでお役御免になるP2000については、1万発または20年の耐用制限を迎える1,000挺を使って、国産ペンメーカー「ヴァルドマン(Waldmann)」により「ペンホルダー」に生まれ変わるプロジェクトが進められている。製品はシリアル番号付きでマニアに向けて販売され、これまでにその収益、32,000ユーロ(=約380万円)が、犯罪被害者の救済と支援を手掛ける非営利団体「WeißerRing」に寄付されているという。

Source: Neue Polizeiwaffen: Umstellung zur Hälfte abgeschlossen, Tintenfüller statt Bleispritze: Alte Polizeipistolen werden zu Federhaltern

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
インド軍 イスラエルIWI社からネゲヴ軽機関銃約1万6千丁を購入する契約を締結
アメリカ陸軍次世代型軍用ヘリの候補にシコルスキー・ボーイング社のSB>1デファイアントが選定
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中にシボレー・カマロを駆って支援物資を届け続けた元特殊部隊員がいる
アメリカ国防総省 テレワーク職員の増加によってネットワークに前代未聞の負荷
米・ヴァーモント州警察がシグ社のM400 Pro自動小銃を制式採用
アメリカ陸軍 H&K社と契約更新 M110A1 CSASS狙撃銃/SDM-R選抜射手小銃を3350万ドル分追加購入
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 インド軍 イスラエルIWI社からネゲヴ軽機関銃約1万6千丁を購入する契約を締結 (2020-03-24 18:13)
 アメリカ陸軍次世代型軍用ヘリの候補にシコルスキー・ボーイング社のSB>1デファイアントが選定 (2020-03-19 19:26)
 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中にシボレー・カマロを駆って支援物資を届け続けた元特殊部隊員がいる (2020-03-18 22:17)
 アメリカ国防総省 テレワーク職員の増加によってネットワークに前代未聞の負荷 (2020-03-17 17:21)
 米・ヴァーモント州警察がシグ社のM400 Pro自動小銃を制式採用 (2020-03-16 21:07)
 アメリカ陸軍 H&K社と契約更新 M110A1 CSASS狙撃銃/SDM-R選抜射手小銃を3350万ドル分追加購入 (2020-03-12 21:30)
この記事へのコメント
日本は海外購入国でかつ船便輸送だから仕方ないわな…
でもそれで7万ならまずまず?
Posted by 名無しの観戦武官 | at 2020年02月08日 16:22
以前SFP9の日本購入価格より安くアメリカで売られているとコメントしたけど、今回出てきた価格は更に安い。
ただしかしこれはドイツの企業がドイツの公的機関に販売したケースだから納得はできますね。
Posted by 匿名 | at 2020年02月08日 07:07
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

ひとつ前のニュース ひとつ次のニュース

PageTop