【PR】エアガンレビュー:取り回し抜群のショートAR電動ガン、APS Airsoft「PATRIOT-R」
ショートバレルのAR電動ガンといえば、リアルさよりはサバゲーでの使いやすさを追求した「実戦的な実用モデル」が多いですよね。
今回レビューするAPS Airsoftの「PATRIOT-R」もそんなサバゲーに特化した電動ガン。同社のM4ピストルモデルをベースとした、Gunsmithバトンによる別注オーダーモデルとなります。
リアル志向の方々には敬遠されがちの超ショートモデルのAR、実際のところはどんなものなのでしょうか。
今回レビューするAPS Airsoftの「PATRIOT-R」もそんなサバゲーに特化した電動ガン。同社のM4ピストルモデルをベースとした、Gunsmithバトンによる別注オーダーモデルとなります。
リアル志向の方々には敬遠されがちの超ショートモデルのAR、実際のところはどんなものなのでしょうか。
取材協力:Gunsmith BATON
https://www.gunsmithbaton.com
まずは全景から。
全長:595〜678mm 重さ:2700g インナーバレル:183mm 装弾数:約300発 初速:88m/s(0.2g弾) 価格:29,894円(税込み)
見ての通りピストルサイズのAR。フロントに対してストックがやや長く見えますが、実銃でもむりやりストックを装着したARピストルはだいたいこんな感じになっていますね。
全長はもちろん、グリップより前方が極めて短いので、取り回しや可搬性が異様に高いです。
それでは気になる各部を紹介していきましょう。
まずはフロントから。
バレルはサプレッサー込みで約7.5インチ。ハンドガードの上下左右にはレイルスロットが設けられています。とはいえ、上部レイルはフロントサイトだけでほぼ埋まってしまっています。
インナーバレルは先端まで来ています。
つまりサプレッサーはダミー。そのかわり183mmというバレル長を確保しています。
ちなみにサプレッサーはアウターバレル先端へのねじ込み式ですが、このサプレッサーでハンドガードを押さえて固定しているため交換はできません。
インナーバレルは内径6.03mm、中間部にはセンター保持用のOリングが設けられています。
HOPチャンバーも金属製のしっかりとしたものが組み込まれていました。
レシーバーは上下ともアルミ製。
ツヤを抑えたフラットブラックに塗装されており、感触や雰囲気はナカナカのもの。
白い刻印はオリジナルで6mmx45などと入っていますが、実銃でもありそうな仕様なのでそれほどマイナスポイントにはならないと思います。
トリガーガードやグリップはカスタムタイプ。
小さいパーツですが全体の使用感を大きく左右する重要なパーツでもあります。
そのグリップ内部にはSBDを搭載。
SBD(ショットキーバリアダイオード)はモーターの逆起電流を抑制してスイッチの消耗を低減するデバイス。このPATRIOT-Rは11.1vのリポバッテリーが推奨なのでスイッチ保護という観点からすると必須といえる装備です。
ダミーボルトカバーによるブローバック機能もあり。
ピストン連動で動作します。
リコイルはありませんが、メッキ仕上げのボルトカバーが撃つたびにカシャンカシャンと動くのはちょっと楽しいですよ。
レシーバー後端にはスリングアタッチメントも装備。
シンプルな1ポイントスリングが似合いそうですね。
F/Rサイトはフリップアップタイプ
軽量な樹脂製でワンタッチで起こせるだけでなく、畳んだ状態でも狙えるようになっています・・・が、低すぎて実用性は難あり。これはARの仕様なので仕方ありません。
ストックは伸縮式。
RS-1(Gen.2)と呼ばれるストックで、イマ風の細身のデザインになっています。
バットプレートはピン1本で開閉が可能。
バットプレートに沿ってタテにバッテリーを挿入できるだけでなく、スティックタイプのバッテリーであればバッファーチューブ内に入れることもできます。
APSのバッファーチューブは奥行きがあるので写真の「11.1v 1300mAh 20C スティックタイプ」がジャストで収まります。さすが推奨バッテリー。
この場合はコネクタやヒューズを引き出してバットプレートに沿って押し込んでおくといいでしょう。
アッパーとロワーはフロント側のピン1本でバラせます。
バネで弾け飛ぶようなパーツもないので、弾づまりなど万一のトラブルでも安心して対処できるでしょう。
ちなみにピストン連動でブローバックするボルトカバーはこんな感じ。
民間仕様っぽいシルバーメッキが目を引きます。
メカボックスは亜鉛合金製で精度の高いもの。8mmベアリング仕様です。
マガジンは300連の多弾数タイプ。
「U-MAG」という名称で、軽くて弾送りのいいマガジンです。
実射テスト
東京・八王子にあるGunsmithバトンさんのレンジにて試射を行いました。
まず初速は0.2g弾を使用して88m/s。
フルオートの発射サイクルは12.5発/秒(7.4vバッテリー)あるいは17.8発/秒(11.1vバッテリー)。
搭載モーターがトルクタイプらしく11.1vバッテリーの使用を推奨するそうです。実際、11.1vでは非常にレスポンスがいいセミオートの連射ができました。
そして10mでのグルーピング。
やや寄っていますがグルーピングはほぼ40mmの黒円に入っています。近〜中距離では十分以上の精度といえるでしょう。
発射音はショートバレルならではの破裂音が目立つ大きめなもので、屋外で撃てばスーッと後伸びする弾道になると思われます。
なお、RS-1ストックと短いフロントの組み合わせはスッと構えるとピタッと照準が決まり、取り回しも非常によいものでした。
最後にカスタマイズの例を。
そのサイズと軽さを活かしたアタッカー仕様はいかがでしょうか。
小型ドットサイトとシンプルなフォアグリップ、そして大容量ドラムマガジンというある意味「えげつない」カスタムですが、サバゲーの根本的な要素である「撃ち合い」という面から見れば、こういった仕様もアリだと思います。
まとめ
リアル志向の方々には敬遠されがちな超ショートARですが、このPATRIOT-Rは民間のピストルモデルに限ればあながちウソともいえない仕様でもあります。
そして最近よく耳にする「フィクション装備」あたりでは違和感なくフィットするかもしれません。
また、ビギナーや女性ゲーマーなどにとっては、扱いやすくてコンパクトなこのモデルは「アリ」なセレクトですね。逆にベテランがこれを使うと手に負えないくらいの強さを発揮しちゃうのでは・・・・。
とにかくコンパクトで高剛性、実射性能も十分で価格は税込み3万円以下という非常に興味深い電動ガンだと思います。
なお、バトンさんは新たにバイオBB弾をリリースするそうです。
0.2gは6000発で1580円、0.25gは同じく6000発で1780円。
台湾製で国内ナンバーワンの工場の製造だとか。
10月中旬~下旬の発売予定とのことで、大容量バイオ弾の選択肢がまた1つ増えますね。
Photo & Text: 乾宗一郎
全長:595〜678mm 重さ:2700g インナーバレル:183mm 装弾数:約300発 初速:88m/s(0.2g弾) 価格:29,894円(税込み)
見ての通りピストルサイズのAR。フロントに対してストックがやや長く見えますが、実銃でもむりやりストックを装着したARピストルはだいたいこんな感じになっていますね。
全長はもちろん、グリップより前方が極めて短いので、取り回しや可搬性が異様に高いです。
それでは気になる各部を紹介していきましょう。
まずはフロントから。
バレルはサプレッサー込みで約7.5インチ。ハンドガードの上下左右にはレイルスロットが設けられています。とはいえ、上部レイルはフロントサイトだけでほぼ埋まってしまっています。
インナーバレルは先端まで来ています。
つまりサプレッサーはダミー。そのかわり183mmというバレル長を確保しています。
ちなみにサプレッサーはアウターバレル先端へのねじ込み式ですが、このサプレッサーでハンドガードを押さえて固定しているため交換はできません。
インナーバレルは内径6.03mm、中間部にはセンター保持用のOリングが設けられています。
HOPチャンバーも金属製のしっかりとしたものが組み込まれていました。
レシーバーは上下ともアルミ製。
ツヤを抑えたフラットブラックに塗装されており、感触や雰囲気はナカナカのもの。
白い刻印はオリジナルで6mmx45などと入っていますが、実銃でもありそうな仕様なのでそれほどマイナスポイントにはならないと思います。
トリガーガードやグリップはカスタムタイプ。
小さいパーツですが全体の使用感を大きく左右する重要なパーツでもあります。
そのグリップ内部にはSBDを搭載。
SBD(ショットキーバリアダイオード)はモーターの逆起電流を抑制してスイッチの消耗を低減するデバイス。このPATRIOT-Rは11.1vのリポバッテリーが推奨なのでスイッチ保護という観点からすると必須といえる装備です。
ダミーボルトカバーによるブローバック機能もあり。
ピストン連動で動作します。
リコイルはありませんが、メッキ仕上げのボルトカバーが撃つたびにカシャンカシャンと動くのはちょっと楽しいですよ。
レシーバー後端にはスリングアタッチメントも装備。
シンプルな1ポイントスリングが似合いそうですね。
F/Rサイトはフリップアップタイプ
軽量な樹脂製でワンタッチで起こせるだけでなく、畳んだ状態でも狙えるようになっています・・・が、低すぎて実用性は難あり。これはARの仕様なので仕方ありません。
ストックは伸縮式。
RS-1(Gen.2)と呼ばれるストックで、イマ風の細身のデザインになっています。
バットプレートはピン1本で開閉が可能。
バットプレートに沿ってタテにバッテリーを挿入できるだけでなく、スティックタイプのバッテリーであればバッファーチューブ内に入れることもできます。
APSのバッファーチューブは奥行きがあるので写真の「11.1v 1300mAh 20C スティックタイプ」がジャストで収まります。さすが推奨バッテリー。
この場合はコネクタやヒューズを引き出してバットプレートに沿って押し込んでおくといいでしょう。
アッパーとロワーはフロント側のピン1本でバラせます。
バネで弾け飛ぶようなパーツもないので、弾づまりなど万一のトラブルでも安心して対処できるでしょう。
ちなみにピストン連動でブローバックするボルトカバーはこんな感じ。
民間仕様っぽいシルバーメッキが目を引きます。
メカボックスは亜鉛合金製で精度の高いもの。8mmベアリング仕様です。
マガジンは300連の多弾数タイプ。
「U-MAG」という名称で、軽くて弾送りのいいマガジンです。
実射テスト
東京・八王子にあるGunsmithバトンさんのレンジにて試射を行いました。
まず初速は0.2g弾を使用して88m/s。
フルオートの発射サイクルは12.5発/秒(7.4vバッテリー)あるいは17.8発/秒(11.1vバッテリー)。
搭載モーターがトルクタイプらしく11.1vバッテリーの使用を推奨するそうです。実際、11.1vでは非常にレスポンスがいいセミオートの連射ができました。
そして10mでのグルーピング。
やや寄っていますがグルーピングはほぼ40mmの黒円に入っています。近〜中距離では十分以上の精度といえるでしょう。
発射音はショートバレルならではの破裂音が目立つ大きめなもので、屋外で撃てばスーッと後伸びする弾道になると思われます。
なお、RS-1ストックと短いフロントの組み合わせはスッと構えるとピタッと照準が決まり、取り回しも非常によいものでした。
最後にカスタマイズの例を。
そのサイズと軽さを活かしたアタッカー仕様はいかがでしょうか。
小型ドットサイトとシンプルなフォアグリップ、そして大容量ドラムマガジンというある意味「えげつない」カスタムですが、サバゲーの根本的な要素である「撃ち合い」という面から見れば、こういった仕様もアリだと思います。
まとめ
リアル志向の方々には敬遠されがちな超ショートARですが、このPATRIOT-Rは民間のピストルモデルに限ればあながちウソともいえない仕様でもあります。
そして最近よく耳にする「フィクション装備」あたりでは違和感なくフィットするかもしれません。
また、ビギナーや女性ゲーマーなどにとっては、扱いやすくてコンパクトなこのモデルは「アリ」なセレクトですね。逆にベテランがこれを使うと手に負えないくらいの強さを発揮しちゃうのでは・・・・。
とにかくコンパクトで高剛性、実射性能も十分で価格は税込み3万円以下という非常に興味深い電動ガンだと思います。
なお、バトンさんは新たにバイオBB弾をリリースするそうです。
アクリビス バイオBB弾
0.2gは6000発で1580円、0.25gは同じく6000発で1780円。
台湾製で国内ナンバーワンの工場の製造だとか。
10月中旬~下旬の発売予定とのことで、大容量バイオ弾の選択肢がまた1つ増えますね。
取材協力:Gunsmith BATON
〒192-0085 東京都八王子市中町1-3
ドン.キホーテ八王子駅前店 B1F
TEL:042-649-8813
営業時間:11:00~22:30
Photo & Text: 乾宗一郎
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント