NEWS

ドイツHK社は「世界初の倫理的な銃器メーカー」?3分類の国別販売基準が明らかに

海外軍事 Comments(0)
ドイツHK社は「世界初の倫理的な銃器メーカー」?3分類の国別販売基準が明らかに
Photo from Heckler & Koch
昨年11月に報じられたドイツ銃器メーカー、ヘッケラーアンドコッホ(H&K: Heckler & Koch)社の販売方針の見直しについて、その具体的な内容が明らかとなっている。

関連記事:
ヘッケラー&コッホ社が販売方針の見直しで非 NATO 加盟国への供給停止に。加盟国 トルコも制限対象
ドイツ国際放送局であるドイチェ・ヴェレ (DW: Deutsche Welle) によると同社は、「非NATOとEU諸国に対して武器を販売することはもう決してない」と公約しているとのこと。DWはまた、「8月中旬に開催された年次総会で株主からの質問で確認した」「この動きは2016年春に採用された新戦略に基づくものだ」と報じている。

HK社が今年3月に発行した年次報告書には、「当社は、当社が独自に設けた3つの分類に該当しない国がおこなう新たな入札には参加していない」との内容が掲載されたという。具体的には、「①NATO加盟国、または②"NATO加盟に相当する国々"である日本、オーストラリア、ニュージーランド、スイスや国際的に透明性の高い国々、③英国の国際経済誌であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる民主主義指数から判断された国々」といった分類が設けられているとのこと。

ドイツHK社は「世界初の倫理的な銃器メーカー」?3分類の国別販売基準が明らかに
Photo from Heckler & Koch
ドイツ政府(経済省)としては、これらに該当しない国々に対しても提供をおこなっているので、「メーカーの企業倫理が政府の方針を超えた」とも言え、それを踏まえDWでは「ヘッケラーアンドコッホ社は静かに倫理的な銃器製造事業者になっている」「このような公約をするメーカーはいまだかつて存在しない」と紹介している。

なお、同社の基準に照らし合わせると、サウジアラビアやエジプト、アラブ首長国連邦、オマーン、トルコ、その他アフリカ諸国も該当する。(トルコについては既報の通り、NATO加盟国ではあるが、HK社は2016年7月のクーデター未遂事件以降、クルド人活動家らに対する継続的な弾圧、人権侵害などの深刻な問題を抱えているために販売禁止国に該当している)

関連記事:
ヘッケラー&コッホ社、サウジアラビア向け G36 部品の輸出承認を巡る行政訴訟でドイツ政府に勝利
ヘッケラー&コッホ (H&K) 社の元従業員 6 名がメキシコへの銃器不正輸出で起訴

武器売買に反対する活動家らの推計によると、この「世界で最も倫理的な銃器メーカー」の製品は、「13分に1人」のスピードで人々の生命を奪ってきたと推計されている。

関連記事:
米陸軍の「XM25」計画でオービタルATKとH&K社が対立。計画が暗礁に乗り上げた内情が明らかに

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
【PR】超大国アメリカの軍隊がなぜアフリカで展開?紛争解決活動NPO法人によるトークイベントが開催
装備を取るか、機動力を取るか…15ポンド(約6.8Kg)の重量増加で海兵隊分隊の兵力1名が損耗する
「腰痛」の原因になる―米陸軍に続き海兵隊の体力試験で『腹筋運動』廃止を検討
米陸軍特殊作戦司令部『CAPEX (Capabilities Exercise)2019』トレーラー
小火器の大幅な小型化・高初速化を可能にする新型銃身とブリーチを米陸軍が開発中
米陸軍が『認定防護アイウェア一覧(APEL)』を更新。「電子駆動式トランジションレンズ」が利用可能に
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 【PR】超大国アメリカの軍隊がなぜアフリカで展開?紛争解決活動NPO法人によるトークイベントが開催 (2019-06-18 17:41)
 装備を取るか、機動力を取るか…15ポンド(約6.8Kg)の重量増加で海兵隊分隊の兵力1名が損耗する (2019-06-13 16:13)
 「腰痛」の原因になる―米陸軍に続き海兵隊の体力試験で『腹筋運動』廃止を検討 (2019-06-12 17:40)
 米陸軍特殊作戦司令部『CAPEX (Capabilities Exercise)2019』トレーラー (2019-06-11 16:25)
 小火器の大幅な小型化・高初速化を可能にする新型銃身とブリーチを米陸軍が開発中 (2019-06-11 14:04)
 米陸軍が『認定防護アイウェア一覧(APEL)』を更新。「電子駆動式トランジションレンズ」が利用可能に (2019-06-07 19:45)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

ひとつ前のニュース ひとつ次のニュース

PageTop