陸上自衛隊「第一空挺団」が海上降下訓練で『水路潜入』を実施

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8月24日、千葉県鋸南町保田沖において、陸上自衛隊第一空挺団が毎年恒例の海上降下訓練を実施した。

海上降下訓練の目的は、緊急時に海上へ降下せざるを得ない状況を想定したもので、降下隊員は戦闘装備を付けず、膨張式の浮きを装備して降下する。海上に着水後はボートに引き上げられ、岸まで運ばれる。パラシュートの回収もボートが行う。
しかし今回、緊急時の想定でない降下隊員の姿がカメラに捉えられた。「水路潜入」の想定訓練である。

水路潜入要員は戦闘装備を身につけ、折り畳み式の足ヒレを装着した状態で降下した。そして、着水後はパラシュートを切り離し、バックパックをビート板のようにし、岸に向かって泳ぎ始めた。

上陸直前、彼らは足ヒレを折り畳むことで歩きやすくし、ヘルメットをブーニーハットに被り替えた。一人がその作業を行うあいだ、もう一人は周囲を警戒。その後、交代し、訓練用ラバーガンの89式小銃(折り畳み式銃床)を構えつつ、上陸を開始した。想定はそこまでであった。

海からの上陸については、陸上自衛隊では「日本版海兵隊」とも呼ばれる西方普通科連隊が有名であるが、第一空挺団でもこのような訓練が実施されていることは有意義なことである。離島への上陸部隊の緊急派遣が必要となった場合、航空機による移動やパラシュート降下ができれば、素早い展開が可能である。

Text: ムッシュ・コナギ - FM201709

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