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米空軍の開発したスマホ用アプリ『BATDOK』を医療メーカーのフィリップス社が商品化

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アメリカ空軍の研究施設が開発したスマホ用アプリを医療メーカーのフィリップス社が商品化することで協定が結ばれた。
このアプリは『BATDOK(Battlefield Assisted Trauma Distributed Observation Kit)』といい、一人の衛生兵が複数の患者の状態を離れた場所からスマホでリアルタイムに観察することができる。
米空軍の開発したスマホ用アプリ『BATDOK』を医療メーカーのフィリップス社が商品化
Photo from U.S. Air Force
患者となりうる兵士たちにあらかじめワイヤレスのセンサーを付けておき、衛生兵はBatdokの入ったスマホやタブレットで観察したい兵士を選択しておく。選択された兵士たちの脈拍や呼吸数、体温などのバイタルサイン情報がスマホに常に反映されるという仕組みである。どの情報を受信するかは選択も可能であり、必要のない情報は省略し、画面を見やすくすることもできる。もし兵士が負傷して容態が悪化した場合、スマホの画面でもバイタルサインの悪化がわかり、離れた場所から衛生兵が負傷者の症状を評価することができる。

他にも様々な機能があり、バイタルサインが一定の数値まで悪化した場合にスマホのアラームが鳴る設定や、スマートウォッチとリンクさせたりも可能。他のBatdok入りのスマホと情報共有ができるため、複数の衛生兵で活動するさいには重宝する。各患者のトリアージ区分や位置情報なども示すことができる。

米空軍の開発したスマホ用アプリ『BATDOK』を医療メーカーのフィリップス社が商品化
Photo from U.S. Air Force
アプリ内には救急マニュアルや傷病者カードも入っており、症状や実施した処置内容等を搬送先の医療機関に送信することもできる。さらには、ブルートゥースプリンターで紙にコピーをすることもできる。

今後、フィリップス社が開発を完了し、政府・民間の両方に対し供給を始める予定である。Batdokは軍だけでなく、民間でも大いに活用できる。病院や救急車は当然ながら、在宅治療の患者の状態を把握するのにも適している。Batdokは戦闘医療のみならず、遠隔医療の能力を向上させるアプリである。

Text: ムッシュ・コナギ - FM201809

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