SEAL隊員がサイドビジネスとして「ポルノ映像」に出演。海軍当局が正式に調査を開始
米海軍特殊部隊SEAL隊員が、サイドビジネスとして「ポルノ映像」に出演していたことが分かり、軍当局による取り調べがおこなわれている。
U.S. Navy photo by Petty Officer 2nd Class Pyoung K. Yi/Released
"ジェイ・ヴーム(Jay Voom)"ことジョセフ・シュミット(Joseph John Schmidt III)曹長(42歳)は、23年に渡って海軍に従事した人物。過去7年間において、妻でAV女優のジュエルズ・ジェイド(Jewels Jade)をはじめとする女性出演者らと共に、29本のアダルトビデオ作品に出演していた。
シュミット氏は自身の経歴について、「2014年から3年間に渡ってSEAL偵察チームの作戦マネジャー」だと記載している。なお、海軍公式サイトにもスポーツに励む大学生らに対して熱く語るシュミット氏の写真が掲載されており、SEALおよび特殊作戦戦闘舟艇操船員(SWCC: Special Warfare Combatant-craft Crewmen)」偵察チームのメンバーであることが示されている。
U.S. Navy photo by Petty Officer 2nd Class Pyoung K. Yi/Released
シュミット夫妻は2005年、バージニア州ノーフォークに「シュミット・アンド・ウルフ・アソシエイツ(Schmidt and Wolf Associates)社」を創設したものの、2年ほどで複数の賃貸不動産の損失によって、180万ドル(=1億9,000万円)近い個人借入を作っている。ちなみに、海軍在籍時のシュミット氏の年俸は6万ドル(=約650万円)以下であったことから、その返済はかなりの無理があったようだ。
そして妻・ジェイド氏は、2001年にAVデビューしたが、2003年までに結婚・出産をきっかけとしてAV業界を引退。これを機に、看護学位の取得と不動産会社の経営にも挑戦しているが、不動産業の損失が深まるにつれて、生活をやりくりするためにストリッパーとなり、その後はAV業界にも再び出演するに至っている。
シュミット氏による地下活動の一報を聞き付けたSEALs広報担当官ジェイソン・サラタ(Jason Salata)大尉は、「海軍特殊作戦に従事する者たちには、副業の禁止と、信頼を損ねない振る舞いが求められるという、厳格なルールがある」とし、正式な調査を始めたことを語った。公式調査の中で焦点となるのは、上官が今回の経緯を「黙認」していたかどうかとなるようだ。
U.S. Navy photo by Chief Mass Communications Specialist Anastasia McCarroll/Released
一方、妻ジェイド氏はメディアのインタビューに対して、「私たちの作品で、夫がSEALの制服を着たシーンは無い」「正直なところ、これは合法な仕事だし、多くの人が楽しみにして観ている。それに誰も気にしていない」と答えている。
シュミット氏はあと8ヶ月ほどで引退する予定だったが、調査が始まったことによって、年金などの給付がおこなわれない可能性もあるという。
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント