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シグ社が米鉄道警察での『P320』ピストル暴発の一件についてコメントを寄稿

海外軍事 Comments(5)
シグ社が米鉄道警察での『P320』ピストル暴発の一件についてコメントを寄稿
Photo from Southeastern Pennsylvania Transportation Authority (SEPTA).
This photo is for illustrative purposes only.
米公共ラジオネットワーク(NPR: National Public Radio)会員の地元メディア、「WHYY(Wider Horizons for You and Yours)」がペンシルベニア州フィラデルフィアの鉄道警察において『SIG P320』ピストルの暴発事件を伝えた。南東ペンシルベニア交通局(SEPTA: Southeastern Pennsylvania Transportation Authority)は事件を受けて、代用ピストルとして急遽「Glock17」ピストル×350挺とそのホルスターを調達する事態に至っている。

関連記事:
米鉄道警察で『SIG P320』ピストルが暴発。交通局は即時廃止を決め「Glock17」へ急遽リプレイス
大手銃器メディアの「ファイアーアームブログ(TFB)」がシグ社にコメントを求め、その全文が掲載されている。

それによるとシグ社は「P320は、銃器市場で最も革新的で人気のあるピストルの1つであり、米軍をはじめとする世界各国の軍法執行機関に選ばれている」「メディアを含め、内外問わず銃器業界の信頼できる専門家がP320に関する質問に回答しており、その安全性を最終的に決定している」「当社は銃器の不注意な取り扱いに焦点を当てた問題にも迅速かつ包括的に対応したと判断されており、ピストルの設計や機能に問題はなく、常にすべての安全基準を超えている」「2年前にリリースした無料アップグレードによって、その安全性は現在市場に出回っている他のどのピストルの基準をも凌駕する、かつてないレベルに引き上げている」「P320は歴史上最もテストされ実績のある小火器の1つであると言える」としている。

また今回のSEPTAの判断とその対応については、「現在調査がおこなわれている最中であるため、コメントするのは時期尚早だ」と前置きしながらも、「しかしながら我々があずかり知るところで言えば、SEPTAは問題となったP320をフィラデルフィア警察署の銃器専門の科学捜査班に送致しており、その結果、安全性能については設計通りに機能していると判断されている。今回の暴発が不注意な取り扱いによるものであったのかどうかは定かではない」としている。

Source: Breaking: SIG Sauer Responds To SEPTA P320 Media Report

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この記事へのコメント
通りすがり氏が書いているように、暴発の条件は
>ファイアリングピンが開放されて、かつファイアリングピンブロックが動作してない
この場合って、何らかの形でトリガーを引ききっている時
以外は考えられないので、SIGとしては人為的な”意図せぬ発砲”を疑っているのでしょう。
Posted by M712 | at 2019年10月03日 16:36
グロック社の仕業だ!
Posted by SIG社員 | at 2019年09月23日 20:51
そもそも暴発するのはファイアリングピンが開放されて、かつファイアリングピンブロックが動作してない証拠
それが事実だとすると事態はかなり深刻になる
ファイアリングピンブロックが機能していないのは現代のピストルとしては欠陥品としか言いようがない

問題はなぜそれが起こったかだけど、それが調査中であるとしか言ってないという…
調査中にもかかわらず有る事無い事言うことはできないから仕方ないのはわかるけどさ
Posted by 通りすがり | at 2019年09月19日 18:00
暴発を防ぐのは簡単ですよ、
チェンバーに弾を入れておかなければいい、以上。
Posted by anzio.y.m | at 2019年09月19日 16:24
多くの人や機関が良い拳銃と認めているとか何とか長々と書いている部分を除くと、今回の事故原因は不明ですとしか言ってないですね。
Posted by みなと | at 2019年09月19日 11:27
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