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元SEAL隊員が使っていたアーマープレート裏側に収納する医療キット

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元SEAL隊員が使っていたアーマープレート裏側に収納する医療キット
元ネイビーシールのジェイソン氏が、かつて自身が使っていたと言う特殊な医療キットを動画で紹介している。

この医療キットは薄いプレート型の形状で、プレートキャリア内のプレートの裏側に挿入する方式である。素材は防水であるため、ネイビーシールズやSBSなど、海水や砂による苦労が絶えない海洋系の部隊にとっては重宝するだろう。透明素材であり、中身が一目瞭然なので、目的の医療品も見つけやすい。
動画内でジェイソン氏が解説している医療キットには下記の物が装備されている。
①コットンガーゼ(パッケージを薄くするためロールではなく折り畳み)
②HALOチェストシール
③SAMスプリント
④脱気針
⑤経鼻エアウェイ
⑥TCCCカード(負傷者の情報を書き込む用紙)
⑦ペン(TCCCに記入するため)
⑧経口補水用の電解質粉末
⑨鎮痛剤等の経口薬パック
⑩クイッククロット・コンバットガーゼ

この医療キットは、戦闘において負傷者が発生した時点ですぐに使用する物ではない。まずは止血帯などで大量出血を止め、負傷者を危険な場所から移動させる。それから、負傷者のプレートキャリアからキットを取り出し、黒いコードを引いてパッケージを開け、必要な物品を使用する。

なお、メーカーは「ヴァルコー・タクティカル」と言い、内容物もオーダーメイドで構成してくれる。一般的なメディカル・ポーチで医療キットを携行するのも良いし、任務や装備に応じてヴァルコー社の薄い医療キットをプレートキャリア内に携行するのも良いとジェイソン氏は語る。元ネイビーシールからの一つの提案である。

Text: ムッシュ・コナギ - FM201810

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